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手づかみ離乳食【0歳7ヶ月】とうもろこしの輪切りから赤ちゃんの気持ちと意志を読み解く

かじり取り食べの記事にも紹介したとうもろこしの輪切り。今夏、0歳7ヶ月の赤ちゃんが実際に食べたとうもろこしの輪切りから、赤ちゃんの気持ちと意志を読み解いていきたいと思います。

初めてとうもろこしの輪切りをあげた日

7ヶ月はじめのまだハイローチェアに座っていた頃
はじめてとうもろこしを食べた日
下の二本の前歯で
綺麗にこそいで食べているのがわかります
初めて食べたとうもろこし、美味しかったんだよね

綺麗に食べられたという【結果】より、
なぜ綺麗に食べたのか?という【原因】に目を向けると
赤ちゃんの気持ちが紐解いていける

美味しいと思うものに出会えたんだね

別の日

あげる前の状態
あげたあとの状態
とうもろこしの中心に小さな歯型がついてるのがわかりますか?

芯も食べられるかな?と思ってかじってみたんだね
言葉はないけれど、行動から、気持ちは読んでいける

やりたいからやる、
ただそれだけの赤ちゃんの気持ちを尊重していくことで
「あなたのことを大切にしているよ」
「応援しているよ」「どんなときも味方だよ」っていう
わたしたちの気持ちも、きっと伝わると思っています

また別の日

あげる前の状態
あげたあとの状態
この日は一緒に出したスペアリブに夢中で
あまりとうもろこしの気分じゃなかったみたい

とうもろこしより美味しいと思うものを見つけた
その瞬間にも立ち会えました

とうもろこしは中心に芯があり、くるくると回してかじらないと全体的にうまく食べられない食材。くるくる回しながら食べるためには、

脳で粒が残っている部分を認知する
→手で粒とは反対側を持って口に運ぶ
→歯や舌で残っている粒を知覚してこそぎ取る
というステップが必要になります。

脳も、手も、口も、いま自分にできるすべてを総動員して行う赤ちゃんの「食べる」。その総動員の大前提には、必ず赤ちゃんの【気持ちと意志】が存在します。言葉じゃなくても、行動と態度でそれらを読み取ることが、赤ちゃんがチャレンジできる環境設定のために必要です。

また、ひとつの食材でも、食べ方、学び方は何通りもあります。様々な食材を用意するのが難しければ、まずはひとつの食材でも大丈夫。繰り返し、何度も食べる様子を、一回ずつ受け止めていくことで、だんだんと親側の環境設定の幅も広がっていきます。

特別な教材を使わなくても、食べる環境を少し工夫するだけで、赤ちゃんの飽くなき挑戦を応援できる。それが、人生の土台となる食との良好な関係を築き、親子の絆を深めることにつながるのではないかと思う、今日この頃です。

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