土砂降りにテンション上がる彼は少年のような笑顔だった。
今日、夕方に日用品を買いに彼と外にでた。
なんだか、空はドヨンとしていて、曇っていた。
雨は降っていなかったが、いかにも雨が振りますよ〜という雰囲気を醸し出していた。
買い物を済ませ、外に出て帰り道を少しだけ歩きながら彼と話していた。
彼はなかなかの雨男なので、雨絶対振りそうだなぁーと言ってた。
でも彼は言っていたことが逆になるマンでもあるので、私は「今日は傘を2本持ってきているから逆に振らない説あるよ。」といった。
はい、フラグ立ててしまいました。
そう言った矢先に、道路の先を見ていると近づいてくる雨。
一気にゲリラ豪雨。
傘を急いでさしたけれど、足は一気にびちょびちょに。
一度雨宿りして止むのを待ってみたけれど、一向に止む気配もなくこの雨の中頑張って帰ることに…。
買い物袋も軽かったことから、あまりにも豪雨に逆にテンションが上がってきちゃった彼。
流れの早い排水溝を見て、やば!とニマニマしたり、坂から流れてくる雨を靴で遮って冷たくて気持ちいいー!とはしゃぎまくっていた。
いつもは、雨なんか大ッキライな彼だが、今日は楽しそうでなによりだ。
小学生のように水たまりにジャンプをして水を飛ばしてくる彼の顔はいたずらっ子少年さながらの笑顔であった。
二人とも水たまりの水をかぶる以前にびしょ濡れなのでかけられてもへっちゃらだ。
私は喜んでいる彼に「君のそういうところが好きだよ」と言ったら「ありがとう」と笑ってくれた。
そんな夕方が楽しかった。
いつまでも、少年のような彼を眺めていたいと思った。
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こんな私をサポートしてくれるなんて…
神なのですね…。
期待に答えられるようにがんばります。
…無理はしない程度に。