「アファメーションを毎日の習慣にする3つの秘訣 行動科学で続けるコツ」【008】
昨日は、ネガティブ思考が強い日でもアファメーションを活かす方法を紹介しました。今回は、そのアファメーションを「一過性のイベント」ではなく、あなたの日常にしっかり定着させるための習慣化のコツをお伝えします。これができると楽になります。
なぜ習慣化が重要なのか?
どんなによい方法でも、続かなければ効果は限定的になります。アファメーションは、一度言っただけで劇的な変化を生む魔法ではなく、繰り返しの中で思考パターンを上書きし、内面の声を育てていく行動です。習慣化することで、無意識下で「自分を励ます」思考が根付いていき、日常生活のあらゆる時にポジティブな選択や判断がしやすくなります。
1. 「既存の習慣」とセットで行う
行動科学の研究では、新たな行動は既に定着している習慣に「紐づける」ことで長続きしやすいと知られています(Duhigg, 2012)。
例:
朝、コーヒーを入れる前に「私は今日も前進している。」と声に出す。
通勤電車に乗ったら車内で心の中で「今日は集中できる」と唱える。
このように、既に毎日やっている行動の「直前・直後」にアファメーションを挿入することで、忘れにくくなります。
2. 「小さな」ルールにする
無理なく続けるためには、1日に10回、20回など無理のある目標は立てず、1回程度の短いフレーズでOKにしましょう。少なすぎると思うかもしれませんが、習慣化の第一歩は「最低限の達成感」を繰り返すことが鍵です。
「朝、コーヒー前に1回アファメーションを言う」程度なら、生活リズムを崩さずに継続できます。
3. 記録またはチェックイン機能を活用する
スマホのリマインダーやカレンダーを使い、「朝9時、アファメーションを言ったらチェック」を毎日記録してみてください。達成した日をカレンダーに「◯」と書き込むだけでも、「今日もできた」という心理的報酬が得られ、継続意欲が湧いてきます。
実例:
私自身、朝顔を洗う際に「今日も新しいビジネスのヒントを見つけられる」とつぶやく習慣を続けています。最初は意識的でしたが、1週間もすると「シャワー=アファメーション」のセットが当たり前に。今では特に意識しなくても自然と口をついて出るようになりました。
コメント募集
あなたはどんな「既存の習慣」にアファメーションを紐づけられそうですか? コメントでアイデアをシェアしてみてください。X(旧Twitter)の@テディのマインドハックノートでも、ハッシュタグ #習慣化 #自己アファメーション で話題を共有すれば、他の人の工夫も知ることができます。
次回予告
次回は、習慣化したアファメーションをさらに発展させ、特定の目標に合わせてカスタマイズする方法について紹介します。自分が目指す姿にフィットした言葉の選び方で、効果を倍増させるコツをお届けします。お楽しみに!
参考文献
Duhigg, C. (2012). The Power of Habit: Why We Do What We Do in Life and Business. Random House.