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日本滞在記
友人たちと月曜日の昼から呑むぞとやる気満々で、南千住大人気コの字居酒屋丸千葉へ。暖簾をくぐると真昼間だというのに店内は大盛況。みんなにこにこしながら美味い肴と共に一杯ひっかけている。前回訪れたのは6年前。店主のやっちゃんは相変わらず良い人で沢山のお客さんを笑顔と軽快なトークでさばき、みんなを良い気分にさせる。
東京で居酒屋体験なら丸千葉でしょ!とすぐに予約を取ってくれた30年来の友達、写真家の関めぐみちゃん、ありがとう。一緒に合流してくれたソウルメイトのサンクのオーナー夫妻、正人さん、享子さん、ありがとう。大切な友人同士を繋げることもできて嬉しさも倍増。まわりの人たちがみんな素敵でありがたい。
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妖精のようなラブリーなお洒落先輩トモコさんとブランチ。原宿、千駄ヶ谷といえばトモコさんの庭。お米が美味しいと噂の表参道の和食レストラン「田んぼ」で開店10分前の10:50に待ち合わせ。店の前に久しぶりのエンジェルがにこにこ手を振って待っていてくれた。トモコさんが佇むとその場に透明感とお洒落感が漂う。これがオーラというものなのだろう。
明太子のおひつ膳に感激しながら深い人生のお話しも。お互い昨年は生と死、命について考えた年だったことがわかった。きっと何かに生かされてるそれぞれの人生だもの。やりたいこと全部やりきりたいなと思います。素敵なトモコさんにたくさん元気をいただいた。
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田んぼで腹ごしらえした後は、トモコさんがPRを手がけるジュエリーブランド、MAISON RUBUS.のアトリエへ連れて行ってもらう。実はオーナーでデザイナーの小林有樹子さんとは私のセッションやフラワーエッセンスを通じ何度もお話しをさせていただいたことがある。穏やかで優しい眼差しが印象的な気品漂う女性だ。残念ながらこの日は急に決まったので有樹子さんは不在だったのだけど、アトリエはしっとり落ち着いたヨーロッパの森のような雰囲気でとても素敵だった。静謐な空間に、繊細な手仕事がほどこされ、それぞれが唯一無二の個性を纏う色とりどりの宝石が星のように煌めき、美しく並べられていた。
私は日本に来る前に、ひょんなきっかけで自分の誕生石がバロックパールだということを知り、最近パールのピアスを追いかけていた。MAISON RUBUS. のアトリエに入ると、まっすぐ引き寄せられるようにそこにパールのピアスがあったのだ。見たこともないような不思議なシャンパンゴールドカラーの南洋パールだった。色も形も自然のままだそう…。迷うことなく即決で購入させていただいた。きっとパールの方から呼ばれて私はここに来たのだろう。生涯大切にしたい海の宝物と出会うことができ深い喜びと安心感に包まれた。
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MAISON RUBUS.を後にし、次は更にトモコさんがプレスのお手伝いを手掛けていらっしゃるというファッションブランドのアトリエへ。
透明感溢れる空間で至福の時間…
スタイリスト小暮美奈子さんのアトリエへ
Less is moreの世界観。いろんなものが削ぎ落とされ究極の美しさと優しさが漂う素敵なお洋服。-M- medium という人気ブランド名の意味を小暮美奈子さん直々にご説明いただき納得。真っ白なキャンバスのような、中庸にすっと戻ることが出来る、まさに媒体ミディアムのようなコンセプトが背景にあり創られたものだと受け止め、なんでこんなに美しく魅力的なのかその理由がわかった。考えてみたらあたりまえだけど着るものってその人のオーラや気を構成する大切な要素になるんだろうなあ。
-M-medium究極の開運服かも!
美奈子さんがベランダのお庭で育てたというスミレちゃんがひっそり佇んでいて心がきゅんとときめいた💜小さな優しさは波紋のように人の心を癒していく。
こんなにも素敵な場所へ連れて行ってくださったトモコさんに大感謝だ。ありがとうございました。
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この日もまた関めぐみちゃんとも合流して、ダンスコのオフィスに。私は大のダンスコシューズのファンで、ぶっちゃけもう一生ダンスコでいいかな?と思っている。お団子いただきながらいつもかわいい博子さんと、2年前の宮古島以来の再会。織物作家の浩子ちゃんも来てくれて、Wヒロコさまに囲まれてパチリ。大都会の真ん中なのに、ここにはストレスが一切無くゆるやかで朗らかで、黄色い陽だまりのような良い気が充満していた。博子さんのお人柄は周りを幸せにする。こんな人になりたいなと憧れる。
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念願のリアル朝子さんに会えた夢のようなひと時
昨年チベット仏教の学びの場で奇跡的に出会い、Zoomで何度もお話しをしてきた大好きな朝子さんと遂にリアルでご対面。生朝子さんは全身から愛と太陽のエネルギーが満ち溢れ、懐かしさと安心感に感動した。算命学の先生をされていて、おむすびで人のご縁をむすぶ素敵な活動をされている憧れの人生の先輩だ。赤坂育ちの朝子さんの案内で、赤坂の中華料理名店でランチ。アサリ出汁のサンラータン麺がびっくりするほど美味しかった。
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ランチの後は友人も合流して楽しみにしていた預言カフェへ。すごい場所があるものなのだ。コーヒーを頼むと係の方がそっと横に座り主からのメッセージを伝えてくれる。その内容は割愛するけど、今の自分にドンピシャメッセージで、一緒に預言を聞いた浩子ちゃんと思わず涙ぐんだほど。
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朝子さんたちと別れたあとは浩子ちゃんと束の間の再会の時間を謳歌。一緒に伊勢丹の美容コーナーに行ってキャッキャとはしゃいだり、予定外のディナーまで一緒にできて、これからの生き方や人生について深い対話をすることができた。優しく気遣いの人、時に自分を後回しにしてまで人のことを気にかけてあげる母性の人浩子ちゃん。浩子ちゃんの本当にやりたい使命への活動や自由にのびのび輝く神々しい彼女の魂をこれからもずっと応援している。出会ってくれてありがとうといつも心で思っている人だ。
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岡尾さんとトキオくんに会いに
ぽんぽん村へ
夢のような1日だった。
日本のスタイリスト永遠のナンバーワンのもはや神?な岡尾美代子さんの鎌倉のお宅へご招待いただいたのだ。私、前世で何か偉大な徳を積んだのだろうか?はたまたご先祖さまの加護が入ったか?いづれにせよありがたすぎるこのご縁。
岡尾さんのお宅は当たり前だけど素敵のレベルが遥か天空の世界観で改めてモノを扱うプロの凄さを感じた。スタイリッシュに生活することがもう血液が流れたり息を吸うように普通に当たり前になじんでいるのだ。ご本人はレジェンドなのに誰に対しても優しく謙虚で鈴のような声でお話ししてくださるかわいいの極みのような善良な方だけど、同時にものすごく鋭いプロフェッショナルなカッコ良さをたずさえている。やっぱり岡尾美代子さんは日本のファッション史に残るぐらいの圧倒的な唯一無二の方だと思うのだ。
旅人の私は、その後広島に移動した。写真を見て万華鏡を覗いているような気になり「あれは夢だったかな?」と思ったけれど、にゃんとコートにトキオ先輩の毛がくっついて広島まで来てくれて、夢じゃなかったのだと思って嬉しくなった。
大きな窓からは、ポンポン山の風景が広がっていて、古い立派な山桜の木があった。あの素敵な家で、岡尾さんとトキオくんは山桜が満開になるのを一緒に眺めるのだろうなぁと思うと、なんだかとても幸せな気持ちになって心があたたかくなった。
旅の途中、毎日がびゅんびゅんと思い出になっていく。
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広島から四国へ、私のルーツを癒す旅
広島ではお母さん孝行。家族との束の間の時間を楽しむ。父のお墓参り、お寺のお坊さんに来ていただき法要。そして家族で一泊旅行で四国へ。
天狗が住むと言う香川県にある金刀比羅宮へ足を運んだ。御本宮まで785段の階段を登り切り、お参りしたら、突然の雪の華。雪と太陽が同時に降臨のすごい光景を見せてくれた。その後虹色のオーブが発光し辺りを優しい光で包んでくれた。
まもなく日本とまたさよならだけど、またきっとここに戻ってこよう。縁する人たちに生かされている。自然界のあらゆるものに神が宿る八百万神の神さまの存在を強く感じた今回の旅。人生は一瞬の奇跡の縁で繋がっていく旅。感謝でしかないな。
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最終日を迎える。前日はまさかの雪で高速道路が閉鎖され空港へのリムジンバスは運休となり、朝5時出発の私たちは果たして空港まで辿り着けるのか?と急遽空港近くのホテルを予約したりドタバタだったけど、結果無事道路は通行開始となり、リムジンバスも運休解除されホテル予約はキャンセルでことなきを得た。
まだ真っ暗な早朝に仏壇にお線香をあげて、母にお礼と別れを告げ家を後にした。
さよなら日本。
ありがとうございました。
機内にて隣に座る17歳の息子が「もし飛行機墜落したら嫌だね」なんていうものだから「もし墜落して今日までの人生だったらどう?」と聞くと、息子「まあ後悔はないかな。もちろんもっと生きたいけど」と言う。
そうかそうか、息子はなかなか良い人生を過ごしているんだなと思った。「お母さんはどう?もし今日死ぬとしたら?」と、聞かれて「そうだなあ、お母さんも悔いはないかな。日本楽しかったから良かったよ」と答えた。
これからも残りの人生は一日一生の気持ちで毎日目の前のことを粛々と受け入れコツコツとこなし、太陽や雲や雨や風に感謝し、鳥ちゃんの歌声や木々の成長に感動しながら死ぬまで生きていきたいと思う。
最後のギフトは機内の窓から見えた素晴らしい富士山の御姿。そしてグリーンランドのフィヨルドや氷河が広がる美しい光景。私たちは奇跡のような星に生きているんだなあ。それぞれの人生が今という点をつないでいく光る旅だ。
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