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喜びに溢れている魂の自分

Netflixで「ザ•プログラム」というアメリカのドキュメンタリーシリーズを観た。問題を抱えたティーンエイジャーを正しい道に戻すと約束した学校が、内情はとんでもない懲罰が横行するクソみたいな実態であったという。監督を含む参加者が個人的な体験を語り、問題を抱えたティーン業界の嘘と策略を暴くという内容だった。

関係者のインタビュー、記録映像、再演を通して、「ザ•プログラム」は、若者たちがいかに精神的肉体的に支配され、虐待されていたかを明らかにする。一番悲しいのが、そのような一生分のトラウマを植え付ける、人間の精神と肉体をぶっ壊すとんでもない場所に子供を送り込んだのは、親だったということだ。

加害者の普通の地元のおばさんだった人(当時その学校の職員として雇われて勤務し、経営陣のルールに沿って子供たちを虐待しいじめ抜いていた人物)が電話口でこう言う。「なんで今なの?私も被害者だったのよ」

今だからなんだよ。日本でも世界でも権威が絡む業界の色々な闇が浮かび上がって炎上したり大荒れになっている。それは時代が「今」大きく変わっているからだと思う。今、夜の時代の社会構造を明らかにすることで「ちょっと待って、あれもこれもやっぱり変だったよね?」そういうことが自分自身の身の上にも普通にたくさん起こっていたわ!ということに気づくと思うんだ。

大きな社会問題は実はごく個人的な問題とリンクする。自分の中の小さな違和感や歪みを無視しない。振り返ったり、自分自身や家族の問題点を直視することは簡単ではないけど。今、過去の時代の流れを追ってみることで、その出来事が光になることもある。人間って、本来の自分をのびのびと表現できることで、輝いてにこにこと幸せに生きられるのだと思う。

魚座の季節は新しい世界の兆し。子宮の中の胎児が完成形に成長しました。いつ生まれてもおかしくないほど肉体が成長し、地上に復活する日も間近です。母親は腹を蹴る胎児の感触を喜び、胎児は動く肉体に喜びを感じています。

春の訪れを喜ぶ復活祭も、このような命の鼓動を今か今かと待ちわびる人間の喜びを表しているもの。命ってさぁ、本来こういうものなんだよね。胎児は動く肉体に喜びを感じている。自分で自由にやりたいようにやって、思いっきり腕や足を伸ばして蹴り散らかして自分自身が生きてる喜びを感じたいんだ。そして母親も自分の腹を蹴る胎児の感触にこの上ない喜びを感じている。

本来は親子関係もそれでいいんだよね。子供は理不尽なことを言って、親を困らせたとしても、それこそが、子供にとって自分はどんな状況下でも親には「自分の存在を認めてもらえる」という安心感の人格形成が作られるのが子供の時期。

そして親の役目は、子供のどんな甘えもまるごとその存在を受け止めてあげること。ただそれだけなのかもしれないよ。

子育てや学校、教育、社会通念観念が丸ごと変わらないといけないのだと、本当にそう思う。子育てをしていてもしていなくても。「自己存在の意識の変化」は、人間ならば全員に影響することだと思う。これが夜の時代から昼の時代へ移行すると言うことなのか。子供も大人も本当の自分自身を取り戻して、この時代をサバイブしていこう。

と、そんなことを考えたのは、やっぱり魚座のエネルギーが満ち満ちているからか。やっぱり無償の愛の季節である。

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