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花咲線沿線で出会えるお弁当の世界

結論

  • 花咲線はグルメ路線でもある。


花咲線は、湿原を走り、エゾシカ、アオサギなど野生動物に気軽に挨拶できるほどの自然豊かな路線でした。花咲線を走破した話は、こちらをお読みください。

今回は、花咲線沿線の街の名物弁当について語ります。

釧路市でも出会えたらレア!さんまんま

道東地方はサンマの水揚げが盛ん!

道東地方では、サンマが多く水揚げされます。サンマの水揚げ量日本一を誇っている場所は、根室市です。8月からサンマが根室沖に現れ、港はにぎわいます。根室市では、さんまの刺身は、わさび醤油ではなく、唐辛子醤油で食べるのがメジャーです。

「釧路のサンマを手軽に食べてほしい」という思いから、さんまんまが誕生した!

さんまんまは、巨大な焼きおにぎりです。醤油、砂糖、みりんでできた特製の醤油ダレにサンマを漬け込みます。醤油ダレで炊いたおこわ→大葉→サンマの順に乗せていき、タコ糸で巻いて固定します。固定したものを両面炭火で焼きます。

焼きたては表面が香ばしいです。サンマは、ジューシーで、脂がにじみ出ます。丁寧に骨が抜かれているため、気にせずパクっと食べられます。大葉により、さっぱり食べられます。ご飯の上にサンマをのせてから焼くことにより、ご飯にサンマの脂が染み、よりおいしく、モチモチ感がありました。テイクアウトは切りわけてないため、好きな大きさに切り分けましょう。

釧路市のシンボル「幣舞橋」のたもとで、できたてが購入できる

幣舞橋の釧路駅側のたもとにある観光施設「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」の1階に、魚政があります。MOOは、釧路駅から徒歩15分程度で行くことができます。魚政で、さんまんまが作られており、できたてのさんまんまが、年中食べられます。温かい状態でテイクアウトでも販売されています。冷凍であれば、釧路空港、女満別空港でも購入できることがあります。

インターネットでも購入できます。しかし、手作りのため、作ることのできる数は限られており、届くまで時間のかかることがあります。運が良ければ、全国で行われるデパートの物産展でも販売されることがあります。

特に、できたての「さんまんま」を味わい方は、釧路市を訪れてください。

公式ホームページ

厚岸駅で、氏家のかきめしを味わう

1917年創業。厚岸の食堂のまかないだった牡蠣飯を駅弁にしてほしいというリクエストに答えて3代目から、お弁当として販売しています。事前に相談することより、ホームまで持っていただけることもあります。デパートの北海道物産展でたまに出店しています。しかし、さんまんまと同様に、出会うことは難しいです。

厚岸駅前に、「氏家待合所」という直売所があります。かきめしは、ここで手作りされています。テイクアウトがメインですが、待合所内で食べることもできます。

かきめしだけではなく、ほたてめしも販売されていました。両方食べたくなったので、ほたてかきめし(1480円)を食べました。木箱のようなお弁当箱を開けると、ホタテ3個、牡蠣3個、あさり4個、つぶ貝という4種類の貝が詰まっていました。シイタケ、フキの煮物、たくあん、福神漬も添えられています。貝の旨味が詰まった煮汁で炊くひじきご飯は、甘辛く、食がすすみます。甘辛く煮つけられていますが、貝の味もはっきりとわかります。

公式ホームページ

https://www.kakimeshi.com/

根室駅周辺にあるコンビニ「タイエー」でも、函館名物やきとり弁当が買える

1931年創業、タイエーという根室市のコンビニで販売されています。やきとり弁当は、函館市のコンビニ、ハセガワストアの名物です。オリジナルのグッズやガチャガチャも販売されるほど知名度高いです。ハセガワストアから販売許可が下りているため、函館から約700km離れた(東京~八戸間に相当)根室でもタイエーが販売しています。

「やきとり」と表示しています。しかし、実際は、「やきぶた」です。

ぶたちゃんというキャラクターがおなじみ

なぜ、やきとりと書いてあるのに、鶏肉ではなく豚肉を使用しているか?

函館市を含む道南地方では、「やきとり」と言えば、豚肉がメジャーです。室蘭市でも、やきとりといえば豚肉です。室蘭市で食べられる「やきとり」について、詳しくは下の記事をお読みください。

道南地方は、養豚場が多く、鶏肉より手に入りやすかったからと考えられます。室蘭市では、戦前、衣服を作ったり、食糧の確保のため、養豚が推奨されていました。肉の活用法として、やきとりのように、串に刺して焼く料理が誕生しました。

注文を受けてから始まるお弁当作り

注文を受けてから、やきとりは、大きな電熱線のグリルで焼かれます。やきとりは、ネギマのように、豚バラ肉とネギを交互に刺してました。脂がグリルに落ちると、炎を上げ、やきとりが火にくるまれ、香ばしさが増します。

ごはんの上に海苔を敷いて、串に刺さったままのやきとりを置き、タレを描けます。鰻の蒲焼きより粘度のあるトロトロなタレは、甘味が抑えられており、辛めです。タレは、海苔でガードされており、白米まで染みこんでません。

焼きたてのやきとりは、豚の脂がジューシーで、ネギは箸休めになります。海苔がラップの役割を果たし、やきとり丼ではなく、やきとりが、おかずのような存在としていました。

タイエーでは、2日前までに予約をすれば、予約花咲線弁当も食べることができます。エスカロップという根室のソウルフードをメインに、根室ならではのグルメの楽しめるお弁当になっています。


花咲線は、美味しい路線でもありました。


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たびてく@一人旅ガチ勢
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