ごく小さな喜びが怪獣のような悩みをスッと解決するお話
心にピトッと垂れた水滴が、怪獣になる時がある。人は考えるからだ。
他人に対して。大切なひとを傷つけたり、不安にさせたり、冷たく当たってしまったり、後悔したり。
自分に対して、無駄だってダメだって意味ないってわかってるのに、他人と自分を比較して「自分はダメだ。」と否定してしまう劣等感を抱いてしまったり。
些細な出来事が、夜を乗り越えさせてくれない時がある。
心のモヤモヤが消えず、散歩をする。いつも同じ道を歩いている。毎回見え方が違う。ここにこんな建物あったんだ、ここでライフを送り続けているひとがいるのか。ふと、パン屋とか調子乗って寄ってみる。コンビニの時だってある。一人で餃子を食う時もあるし、サ飯を食べてる時だって。めちゃくちゃ何を買おうか迷ってみる。
美味い。いい天気だ。店員がありがとうと言ってくれた。僕も目を見てありがとうございますと言う。辛いことがあったけど。その時、ちょっと自分を褒めるようになることが多い。単純だな。
こんなつまらん仕事して楽しいのかなとか思ったりする。俺がつまらんと思ってても彼らにとっては楽しいかもとか考えずに。そもそも、つまらん楽しいとか、大切な軸じゃない人だっているかもしれないのに。悲観的に捉えることもあったりも、正直多い。
そんなこんなで、怪獣が追って来なくなって、気づいたら忙しくて悩みは引いていく。まあまた現れるのだが。悩みは暇だから生まれるのだ。
まあ気張ってこー