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背中を預けられる上司のもとで育った新人は仕事が早い

皆さんは、子どもが自転車の補助輪を外す瞬間を見たことがありますか?あの緊張と興奮が入り混じった表情は、親としても胸が熱くなるものです。

子どもが補助輪なしで自転車に挑戦する際、二つのタイプがいると思います。一つは、「転びそうになったらパパが支えてくれる」と信じて、思い切ってペダルを踏み込む子ども。もう一つは、「パパはスマホを見ているから、転びそうになっても助けてくれない」と思い、不安な気持ちで練習する子どもです。

信頼できる環境が上達を促す

どちらの子どもが早く自転車に乗れるようになるでしょうか?私は、パパを信じて強くペダルを踏み込む子どもの方が早く上達すると思います。信頼があるからこそ、恐れずに挑戦できるのです。そうして自転車を覚えた子どもは、スピード感覚も自然と身につけていきます。

仕事の現場に置き換えてみると

新人時代に早いスピードを経験する重要性

新人のうちに早いスピードを経験しておくことは非常に重要です。これくらいのスピードを出しても大丈夫、これくらいのスピードで事故を起こすとこれくらいの傷を負う、といった経験を積むことで、自分の限界を知ることができます。限界ギリギリまでトップスピードを出すことが当たり前になれば、すべての仕事が自然と早くなります。

職場での信頼関係が仕事のスピードを左右する

この現象は、職場でも同じではないでしょうか。困ったときに助けてくれると信じられない上司のもとで育った新人は、自分で全ての責任を負おうとして過度に慎重になり、遠回りしてしまいます。その結果、仕事の進みが遅くなり、チャレンジする機会も逃してしまいます。遅いペースで仕事を進める人には、重要なプロジェクトが回ってこないことも多いでしょう。

一方で、背中を預けられる上司のもとで育った新人は、思い切って行動できます。ミスをしても上司がフォローしてくれると信じているからこそ、積極的にチャレンジし、仕事のスピードも速くなります。

上司の役割と新人の成長

私自身、部下の「補助輪を外すタイミング」が遅くなりがちです。だからこそ、自ら補助輪を外して走り出してくれる新人はとても頼もしく感じます。そんな彼らをしっかりサポートし、伸び伸びと成長できる環境を整えるのが上司としての役目だと痛感しています。

まとめ

背中を預けられる上司の存在は、新人の成長スピードに直結します。信頼関係を築き、安心して挑戦できる職場を作ることで、組織全体のパフォーマンスも向上するでしょう。新人のうちに早いスピードを経験させ、自分の限界を知ることで、より高いレベルで活躍できる人材に育てることができます。

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