オーディオブック紹介 「逆転正義」
おはようございます。
2024年10月16日 水曜日です。
逆転正義
皆さん、こんにちは!
今日は「逆転正義」という本を紹介したいと思います。
下村敦史さんの手による、どんでん返しが魅力の短編ミステリ集です。
まず、この本の特徴は「正義」という概念を巧みに操り、読者の価値観をガラリと変えてしまうところ。
SNSで横行する「正義警察」や「正義中毒」の風潮に一石を投じる、まさに今の時代にピッタリの一冊です。
6つの短編から構成されていて、どの話も最初は「あ、これは正しい行動だよね」と思わせておいて、最後には「え?そうだったの?」と驚かされます。
例えば、「見て見ぬふり」では、いじめに立ち向かおうとする主人公の行動に、最初は共感するかもしれません。
でも、結末を知ると「ああ、物事って単純じゃないんだな」と気づかされるんです。
個人的に印象に残ったのは「完黙」という話。
麻薬の売人が取り調べで黙秘を貫く理由が明かされたとき、「正義」の意味を考え直さざるを得ませんでした。
短編集なので、気軽に読み進められるのも魅力です。
各話が独立しているので、通勤や通学の隙間時間にサクッと聴けちゃいます。
この本を読んで感じたのは、世の中って思い込みや固定観念で溢れているなってこと。
でも、それをぶち壊される爽快感がたまらないんです!
正義って何?善悪ってどう判断すればいい?
そんな疑問を投げかけてくれる、刺激的な一冊でした。
ネタバレは避けたいので詳しくは書きませんが、ぜひみなさんも「逆転正義」を手に取って、この目から鱗が落ちる感覚を味わってみてください。
きっと、日常生活の中で「正義」を振りかざしたくなる衝動を、ちょっと抑えられるようになるはず。
そして、物事を多角的に見る目が養われると思います。
読書好きの皆さん、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
今日の占い
それではまた明日
ひろかん