オーディオブック紹介 「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」
おはようございます。
2024年8月7日 水曜日です。
「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」は、汐見夏衛さんによる心温まる青春小説です。
この作品は、時を超えた愛と運命の不思議さを描いた感動作です。
中学2年生の涼が転校先で出会った百合との不思議な出会いから物語は始まります。
初対面にもかかわらず、懐かしさを感じる涼。
そんな百合に惹かれていく涼の純粋な想いが、読者の心を掴みます。
物語は現代と75年前の戦時中を行き来しながら展開していきます。
百合の過去の恋物語が明かされるにつれ、読者は時空を超えた愛の力強さに心を打たれます。「好きな人に、忘れられない過去の恋があったら、それでも思いを貫けますか?」という問いかけは、読者に愛の本質について深く考えさせてくれます。
前作「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の続編ということですが、本作は独立した物語として楽しむことができます。
戦争や平和といった重いテーマは前面に出ていませんが、時代を超えて繋がる想いを通じて、平和の尊さを静かに伝えています。
登場人物たちの繊細な感情描写や、時を超えて結ばれていく関係性の描写は秀逸で、読者の心に深く響きます。
青春の切なさや初恋の純粋さ、そして時を超えた愛の力強さが見事に描かれており、読了後には温かな余韻が残ります。
青春小説が好きな方はもちろん、純愛ストーリーや時間を超えたファンタジーが好きな方にもおすすめの一冊です。心温まるストーリーに、きっと涙腺が緩むことでしょう。
それではまた明日
ひろかん