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オーディオブック紹介 「下町ロケット ゴースト 」

おはようございます。
2025年2月2日 日曜日です。

池井戸潤 『下町ロケット ゴースト 』

町工場VS.ものづくりの神様。

天才エンジニア「青春の軌道」――
町工場VS.ものづくりの神様。
不屈の挑戦が胸を打つ人生讃歌!

 ふりかかる幾多の困難や倒産の危機。
佃航平率いる下町の中小企業・佃製作所は、仕事への熱い情熱と優れた技術力を武器に、それらを乗り越えてきた。
しかし、佃製作所の前にかつてない壁が立ちはだかる。

 同社技術力の象徴ともいえる大型ロケットエンジン部品の発注元、帝国重工の思わぬ業績不振。
さらに佃の右腕にして、信頼を置く番頭・殿村に訪れた転機――。

 絶体絶命のピンチに、追い詰められた佃が打開策として打ち出したのは、新規事業であった。
新たな難問、天才技術者の登場、蘇る過去と裏切り。果たして佃製作所は創設以来の危機を克服することができるのか。

 若き技術者たちの不屈の闘志と矜恃が胸をうつ、大人気シリーズ第三弾!
 社運を賭した戦いが、いま始まる。

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町工場の誇りと技術者魂が胸を打つ感動作

「下町ロケット」シリーズ第三弾となる本作は、佃製作所の新たな挑戦を描いた感動の物語です。
前作までで築き上げてきた技術力と信頼を武器に、大企業との取引を実現してきた佃製作所。
しかし、今回は主要取引先である帝国重工の業績不振という、これまでにない危機に直面します。

特に印象的なのは、主人公・佃航平が示す経営者としての決断力と、技術者としてのプライドの描写です。
会社存続の危機に際して打ち出した新規事業への挑戦は、読者の心を揺さぶります。
また、右腕である殿村の転機という展開も、物語に深みを与えています。

本作の魅力は、単なるビジネス小説の枠を超えた人間ドラマの深さにあります。
町工場という小さな会社でありながら、高い技術力と誇りを持って大企業に立ち向かう姿勢は、現代社会において希薄になりつつある「ものづくりの心」を改めて考えさせてくれます。

若手技術者たちの成長、新たに登場する天才技術者との対峙、そして過去の記憶が交錯する展開は、テンポよく描かれており、一気に読み進められる作品となっています。
著者・池井戸潤の筆力は健在で、技術的な専門知識がない読者でも十分楽しめる平易な文章で書かれています。

ドラマ化された作品ではありますが、小説ならではの深い心理描写や細かな技術描写は、また違った味わいがあります。
「技術立国・日本」の誇りと、それを支える中小企業の奮闘を描いた本作は、ビジネスパーソンはもちろん、働くことの意味を考えたい全ての人におすすめできる一冊です。

「ものづくり」に対する情熱と誇り、そして人としての在り方を考えさせられる本作は、シリーズ三作目にして更なる深みを増しています。
佃製作所の新たな挑戦に、読者の心は確実に掴まれることでしょう。

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今日の占い

2月2日
x 裏運気の日
1.くらい気持ちで意地悪や冷たい態度になりがちな日です。
2.相手のことを「もう一人の自分」だと考えましょう。
3.思いやりを持って、優しく接することを心がけてください。

金のカメレオン座

それではまた明日
ひろかん

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