![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161308888/rectangle_large_type_2_565d96e72dff39b8dbfd8392fe58b941.png?width=1200)
オーディオブック紹介 「カエルの小指」
おはようございます。
2024年11月13日 水曜日です。
カエルの小指
「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」詐欺師から足を洗い、口の上手さを武器に実演販売士として真っ当に生きる道を選んだ武沢竹夫。
しかし謎めいた中学生・キョウが「とんでもない依頼」とともに現れたことで彼の生活は一変する。
シビアな現実に生きるキョウを目の当たりにした武沢は、ふたたびペテンの世界に戻ることを決意。
そしてかつての仲間――まひろ、やひろ、貫太郎らと再集結し、キョウを救うために「超人気テレビ番組」を巻き込んだド派手な大仕掛けを計画するが……。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161308856/picture_pc_dcb8fbffcca14265974a65162607ed26.png)
カエルの小指
📚 「不平等は許せるけど、不公平は許せない」
大ヒット作『カラスの親指』の続編として待望の新作が登場!前作で魅せた道尾秀介ワールドが、さらにパワーアップして帰ってきました。
本作の魅力
実演販売士として真っ当な道を歩み始めた元詐欺師の武沢竹夫。
その前に突如現れた謎の中学生・キョウとの出会いが、物語の扉を開きます。
一見、普通の少年に見えるキョウですが、その背後にある"シビアな現実"が、武沢の心を大きく揺さぶります。
注目すべきは、物語を通じて描かれる「正義とは何か」というテーマ。
合法と違法の境界線、モラルの灰色地帯で揺れ動く登場人物たちの心理描写が実に見事です。
まひろ、やひろ、貫太郎といった個性豊かな仲間たちとの再会シーンも、ファンにはたまらないはず!
見どころ
特筆すべきは、テレビ番組を巻き込んだ大がかりなペテンの描写。
緻密に組み立てられたトリックの数々は、読者の予想を何度も裏切り、最後まで目が離せません。
道尾作品お馴染みの「どんでん返し」も健在で、読み終わった後の爽快感は抜群です。
総評
前作を読んでいなくても十分楽しめる作品に仕上がっていますが、『カラスの親指』を読んでからのほうが、より深い読後感が得られるでしょう。
社会派ミステリーとしての側面も持ちつつ、エンターテインメントとしても一級品。週末にじっくり読みたい一冊です。
![](https://assets.st-note.com/img/1731366818-bTAvdNGUwKx6YfyXHuB0im7Z.jpg?width=1200)
今日の占い
11月13日
○チャレンジの日
1. 仕事は区切りのいいところまで終わらせず、途中で止めましょう
2. 翌日、残りの作業を簡単に片付けることができます
3. そうすることで、良いリズムで仕事を進められるようになります
それではまた明日
ひろかん