オーディオブック紹介 「ロスジェネの逆襲」
おはようございます。
2024年10月30日 水曜日です。
ロスジェネの逆襲
池井戸潤さんの大人気シリーズ「半沢直樹」第三弾です。
この作品の最大の魅力は、やはり「倍返し」の痛快さと、現代社会を鋭く切り取るストーリー展開です。
今回の舞台は証券会社。
花形部署から子会社への出向という、一見左遷とも取れる人事で幕を開けます。
主人公の半沢直樹が直面するのは、親会社による理不尽な横やり。
大型M&A案件を親会社にかっさらわれるという、子会社の立場の弱さが如実に表れる展開に、読んでいて思わず歯がゆさを感じました。
特に印象的なのは、今作でタッグを組むロスジェネ世代の部下・森山の存在。
就職氷河期に翻弄された世代の苦悩と、それでも諦めずに這い上がろうとする姿勢が、現代社会を生きる多くのビジネスパーソンの心に響くはずです。
池井戸作品の真骨頂は、単なる痛快活劇で終わらない深い人間ドラマ。
不当な扱いに屈せず、信念を持って立ち向かう半沢の姿勢は、読者に勇気と希望を与えてくれます。
IT業界の熾烈な買収劇を背景に、組織の論理と個人の信念が激突する本作。
読み終えた後には、明日への活力が湧いてくること間違いなしです!
今日の占い
それではまた明日
ひろかん