世界中の女性に勇気を与える
書名:前を向く力-なにもない私が結果を出せた理由 -
著者:愛沢 えみり
出版社:総合法令出版
発行日:2019年7月26日
読了日:2019年8月18日
ページ数:272ページ
まず、ジャンルは”ビジネス本”です。
愛沢えみりさんはキャバ嬢として
すごく有名な方だと知っていましたが
社長として悪戦苦闘する姿が赤裸々に書かれています。
読んで感じた愛沢さんの印象は
”謙虚、素直、努力家で飾らない人”
です。
本書で”キャバ嬢は社会的に堂々と誇れない”
と語っていますが、それは人によるのかなと思った。
きっと、彼女はそういう風に見られる場面が多かったのでしょう。
世の中のバイアス・偏見はすごいですからね。
確かに、
一般的な社会イメージは良くないのは間違いかもしれない。
でもさ、
今の芸能界ってどうなの❓
政治の世界だってどうなの❓
って考えていまいます。
キャバクラの世界は確かに時間にルーズだったり
我慢が足りない人が世間より多いのかもしれない。
でも、それは程度の問題であって
愛沢さんのような方もいるわけで
彼女が話すように
”勝手な先入観で人を判断しない”
そういうのは見方もできると思う。
私は相手がどんな業界や職種だとしても
色眼鏡で見る事はせず、その人で判断します。
本書では、キャバ嬢時代の話は少なくて
愛沢さんが経営する会社・プロデュース業がメインです。
会社のビジョンは
”世界中の女性に勇気を与える”
です。
有名な経営手法、マーケティングのお話はないので
そういうのを期待する人は読まないほうが良いでしょう。
多くのビジネス本と異なるのは
彼女のバックグラウンドが”キャバ嬢”であって
経営・社長業は独学で頑張ってきているという事。
彼女は夜の世界でNo.1になっています。
その時の経験が何よりの武器で
生き抜いてきた力が彼女の経営学に
活かされていると思いました。
キャバ嬢は個人事業主ですからね。
サラリーマンより自立しているわけです。
そこの世界でNo.1なのだから、すごいと思います。
成功体験だけでなく、色々な失敗も書かれています。
困難を乗り越えて、成長していく姿は
”がんばることに意味がある”という
言葉、信念に繋がりますね。
共感できる言葉が多かったです。
”努力は裏切らない”と話しています。
この”裏切らない”はポイントだと思っています。
私なりの解釈ですが
”成功する”とは言ってないわけです。
努力しても失敗する事もあるけれども
必ず自分の血肉となり、成長はします。
そういう点では裏切らない。
その他、共感できた点です。
☑︎全て自分次第、人のせいにしない
☑︎勝手な先入観で人を判断しない
☑︎”良いところ”をみる
☑︎苦手なこと、嫌いなことは、人に任せる
☑︎打ち合わせは少なく、やることは多く
☑︎トッププロは、業界全体のことを考えられる人のこと
☑︎”上には上がいる”という事を常に頭におく
☑︎人生の優先順位は人それぞれ違う
やっぱり、どこの世界でもNo.1の人は
かっこいいなと思いましたよ💫
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?