現代アート、超入門!
藤田令伊さんの『現代アート、超入門』は、現代アートに対して「わからない」「取っつきにくい」と感じる初心者向けに、その謎を解き明かすためのガイドブックです!
本書は、現代アートに特有の「難解さ」を、もともと素人だった一般の鑑賞者の立場から多数の実際のアートを紹介しながら優しく解説しています。例えば、マルセル・デュシャンの『泉』のような、工業製品がアートとして出品された作品に代表される、現代アートの挑発的な側面が取り上げられ、その背景や意味がわかりやすく説明されていました。
著者は「普通の人」の視点を大切にし、アートが特権的なものではなく、誰でも楽しめるものだと強調しています。また、アンリ・マティス、デュシャン、ピカソ、カンディンスキー、マグリッドなど具体的な作品を例に挙げながら、鑑賞のポイントや新しい視点を提供しています。この本を通じて、現代アートを理解するための基礎的な知識だけでなく、作品と向き合う方法を学ぶことができ、アートを楽しむ新たなノウハウを得られる一冊になっていました。
この書籍で多数のアートが紹介されていますが、一部紹介します。
私が好き、これいい!と思う作品です。
良いというか、不協和音、を感じる作品ね。
パッとみた感じ、昼?夜?んんん?という感想じゃないでしょうか。
この歪な感じが、「人は見たい様に見る」に通じるものを感じます。
ルネ・マグリットの作品「光の帝国」(L'Empire des lumières)は、彼の代表的なシュルレアリスム絵画の一つです。シュルレアリスムとは「超現実主義」、目に見て捉えられるものだけではなく、非現実、無意識を描いています。
シュールだねって使う事あると思うけど
シュルレアリズムから来てるとも言えます
厳密にはちょっとニュアンス違うと思うけど
この作品は、昼と夜が同時に存在するという独特な対比を描いています。具体的には、絵の下部には暗闇に包まれた静かな家や木々、湖にも見えるし池にも見える水面、そして街灯が灯された夜の風景が広がっています。
しかし、空は明るい昼間の空が描かれており、白い雲が浮かんでいます。この「昼と夜の共存」が見る人に強い違和感を与えつつも、同時に幻想的な美しさを感じさせる作品になっています。
miletさんの5AMも朝焼けなのか、夕焼けなのか
stairsも朝焼けにも思えるし、夕焼けにも思える
見慣れたものを、見慣れないものに変えてしまう
ちょっと人によって見方が変わってくる
この共存した感覚がとっても好きです!!
シュルレアリスムといえば、ダリも有名ですよね
溶ける時計とも言われる作品ですが、5AMを思い起こしますよね。
ちなみにルネ・マグリットといえば、こちらの作品もあります。
ルネ・マグリットのピレネーの城
We All Lieのジャケットを彷彿させますね
miletさんの世界観もシュルレアリスムを感じさせる
そんな作品やライヴが多いのよね!
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