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#エンジン

車の進歩 エンジン始動

車の進歩 エンジン始動

 現在の車のエンジンの始動は、「電子燃料噴射」方式が一般的だが、昔の車は「気化器(キャブレター)」仕様だった。

 キャブレター仕様の車を冬季に始動するには、先ず「チョーク」を引いてからセルを回し、エンジンがかかったら、微妙にアクセルで調整して、回転数が安定する様に少しずつチョークを戻す。セルモーターを回す際のアクセルは、その車固有のクセを把握して、ベタ踏みするか、半分程度踏み込んで置くか、アクセ

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EVに最適な車の音とは!?

EVに最適な車の音とは!?

EVの走行音をどのように表現するか、自動車各社は凌ぎを削っている。

エンジン車では高回転域の伸びのある音や、低音域の重厚感のある音など、各メーカー特有の“良い音”の定義が、ある程度決まっていた。

しかし、EVはエンジン車と比べ量産車の歴史が浅く、“良い音”の方向性をEVメーカーが模索している段階だ。

Stellantis(ステランティス)のスポーツ車ブランド「Abarth 500e」は、エン

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ボーイング787には風力発電がついている

ボーイング787には風力発電がついている

787型機では、飛行中に必要な電力は、すべてエンジンに取り付けた発電機から供給されています
発電機は、主翼にある左右のエンジンにそれぞれ2台ずつ、計4台が装備されており、普段の飛行中は、もっぱらこの発電機が必要な電力をすべて供給しています。
また、これらエンジンの発電機が故障した際のバックアップ用として、補助動力装置にも2台の発電機が装備されており、さらに、これら6台すべての発電機が故障するという

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ランボルギーニPHEV車への挑戦

ランボルギーニPHEV車への挑戦

ランボルギーニの新型車「レヴエルト」。
V型12気筒(V12)の自然吸気(NA)エンジンを継続しつつ、プラグインハイブリッド車(PHEV)化した新型車だ。

PHEV化で難しいのは、車両寸法を大きくしすぎないことだ。

PHEV化すると、内燃機関車と比べ、電池や駆動用モーター、パワー・コントロール・ユニット(PCU)といった搭載物が増える。このため、車両質量が重くなるとともに、同等の車体寸法で収め

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車のエンジン音を作り出す

車のエンジン音を作り出す

電気自動車の良いところは、モーター駆動のため、エンジン音がしない静音性にある。
しかし、静かなクルマを好む人には問題ないが、音に物足りなさを感じるスポーツ車の愛好家も少なくないだろう。

エンジン音や排気音のようなエンジン車特有の「音」が、クルマの価値の1つとして再注目されている。

エンジン音を作る方法としては、車内のスピーカーからエンジンの疑似音を出す技術がある。エンジン回転数やアクセル開度と

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