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コンピュータの技術

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#データ

トイレ内の異常検知

トイレ内の異常検知

イオンモールは、トイレ内での転倒など安全性確保のため、異常検知システムの開発に取り組んでいる。
トイレ内はプライバシーが問題になるため、カメラを設置した見守りは難しい。便座に圧力センサーを取り付けることも検討したが、利用者が必ず便座に座るわけではないため、正確な利用状況を把握できない。

そこで、ミリ波レーダーを用いて、数ミリ秒ごとにトイレ内の設備や利用者の位置を点群データとして取得する。

点群

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音声から顔画像を作成

音声から顔画像を作成

レブコムは、人の音声データを基に、その声でしゃべりそうな人の顔を画像データとして生成する技術を開発した。

多数の人の顔画像と音声のデータからそれぞれの特徴や関係をAIに学習させる。その後、入力された音声の特徴に対応するような顔画像を生成するという仕組みだ。

コールセンターのオペレーターなど、実際の顔を相手に見せずに「顔出し」したい場面で使われるという。

『参考資料』
https://www.

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誰が書いたのか?

誰が書いたのか?

Web上の合成データ(AIが生成するテキストや画像など)を使用する人が急増している。今後データの信頼性・信憑性を判断するためには、合成データであるか否か判別ができる状態にしておかなければならない。

アメリカのメリーランド大学の研究チームは、電子透かし(ウォ―ターマーク)を入れるフレームワークを研究している。

 電子透かしとは、テキスト中の隠れたパターンのことで、人間には知覚できないが、アルゴリ

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[技術史]織機から始まったコンピューターの歴史5

[技術史]織機から始まったコンピューターの歴史5

ジョン・フォン・ノイマンは、1940年代に衝撃波と爆撃波の研究の第一人者とされていた人物の一人です。彼は、自身の研究にコンピュータが使えるのではないかと考え、1944年に初のプログラム制御式デジタル電子計算機「エニアック」を製作していた技術者のミーティングに参加しました。約1万8000本の真空管、7万個の抵抗器、1万個のコンデンサー、6000個のスイッチ、1500個のリレーが使われ、当時作られた電

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