自分史という視点の楽しみ方05
もう聞き飽きたし言い飽きたでしょうけども、本当に暑いですね。
夕方になると雷とゲリラ豪雨が発生しやすくなるうえに、こういう年は台風がまとめて秋に来るとか。気候変動の影響を実感する日々です。
さて、自分史という視点の楽しみ方もすでに5回目になりました。
時代の転換期である今こそ、私たちがどう生きたかを残すことが、自分だけでなく親しい人、そして社会に大きな価値があるとお伝えしてきました。
しかし日々忙しく生きていると、そうした視点をつい忘れがち。
常に自分の周りで起きていることが、将来どういうドラマの伏線になるのかを客観的に見る「視点」を日々持つところから始めてみてくださいね。
私が定期的に開催している自分史講座やこのnoteは、一般社団法人「自分史活用推進協議会」のメソッドをもとに自分の体験や思いなどを加えてアレンジしてきたものですが、今日はどのように自分史制作を進めるのかの基本的なポイントをお伝えしたいと思います。
自分史制作のキホンは 「6W2H」
「自分史を書こう!」と思う人は多いけれど、実際に書くこと、ましてや作品として制作するというのはさらに大変です。
しかしその過程で挫折してしまうのはもったいないですから、しっかりとした制作のための計画を立てるうえで大事な「自分史作りの6W2H」をお伝えしますね。
1.WHY なぜ自分史をつくりたいのか
単発で自分史的なものを書くだけでなく、作品に仕上げたいということであればこれは最も重要です。
どんな理由であれ、そこにはなにかしらのきっかけがあったはず。
それに静かに向き合い、明確に文字に起こしてみることが、完成までのモチベーションを保つ秘訣です。
2.What どんな形態の自分史をつくりたいのか
これまでの自分史は書籍という形式で普及発展してきましたが、自分史の大きな特徴として「形式の自由度が高い」ことがあげられます。
昨今はさまざまなメディアツールが開発され、敷居は低くなってきました。
つまりアウトプットのかたちは動画でもいいし、写真集でもいいのです。
また書籍であっても、時系列に書くものか、エッセイ風に書くものか、また本ならその装丁はどのようなものにするかなど、それを決めていく過程も楽しいもの。
下記のように自分史写真集をサービスとしている会社や、大手新聞社による自分史動画作成サービスもあります。
また自分史活用推進協議会の副理事菖蒲さんが東京の大塚で運営している「あやめ自分史センター」や、神奈川県の大和市立図書館「シリウス」には市民の方が執筆した自分史を展示する自分史コーナーもあります。
まずはどんな自分史作品を作りたいのか、世の中にあるいろいろな自分史作品を手に取ったり、見たりしてイメージを膨らませてみてください。
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