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#挑戦している君へ

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2020年11月25日まで開催中の投稿コンテスト「#挑戦している君へ」についての投稿をまとめてマガジンにしています。自分がいま取り組んでいる挑戦や、誰かの挑戦に心を動かされたエピ…
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2020年11月の記事一覧

チームブリヂストン×note投稿コンテスト「#挑戦している君へ」に寄せて

はじめまして。チームブリヂストンのnoteコンテスト事務局です。 今回の投稿コンテスト「#挑戦している君へ」の開催にあたり、この記事では私たちチームブリヂストンについてお話させていただきます。 投稿コンテストの詳細はこちらから。 https://note.com/info/n/n42ed0f11e098 今回は、自分がいま取り組んでいる挑戦や、誰かの挑戦に心を動かされたエピソード、挑戦している人へ伝えたいことなどを募集しています。文章はもちろん、イラスト、マンガ、動画など

「おだやかの民」が武者震いで一生を終わらせないために

「挑戦」という言葉が苦手だ。「戦い」を「挑む」?ムリムリ。 そもそも競うことが好きじゃない。 「勝つ」ことによって自分が誰かを「負かす」なんて、「自分が負かした人」がいる世界で暮らすなんて、申し訳なさすぎ。というより怖すぎ。 盛者必衰って私習ったよ、燃やされるでしょ、城。 敗北は悔しいより前に虚しいし、人の成功は喜びたいし、 選ばれなかったところには執着せず、ご縁がなかったですねと笑いたい。 そう、悔しさがモチベにならないのだ。 人生には身もすくむ緊張感の中で本領発揮

挑戦する君へ 宮里藍(ゴルフ)

noteコンテスト「#挑戦している君へ」に、ブリヂストン・アスリート・アンバサダーの宮里藍選手(ゴルフ)にも作品を寄せてもらいました。 ツアープロを引退してから、丸3年が経ちました。 あっという間な感覚よりもまだ3年しか経っていないのかという気持ちが強い印象ですが、特に2020年は世界的に見ても特殊な一年になっている事は確かです。 新しい生活様式や、仕事の形態、スポーツ界においても様々な工夫が求められています。その中で目標としている大会がなくなったり、練習環境が制限された

挑戦することを諦めない 上田藍(トライアスロン)

noteコンテスト「#挑戦している君へ」に、ブリヂストン・アスリート・アンバサダーの上田藍選手(トライアスロン)にも作品を寄せてもらいました。 2020年9月、延期や中止となっていた大会が再開する日を迎えた。 10ヶ月ぶりにスタートラインに立ったとき、自然と挑戦できる喜びがドキドキと心を弾ませた。 周りを見渡すと、世界各国から集結した選手達の表情も明るく、喜びに満ちていた。 コロナ禍で、粛々と今できることを積み重ねてきた日々を思い返す。 いつも通りの生活スタイルを見直し、

挑戦は「継続」こそが難しい。これまでの5年間を振り返って思う、僕が事業を続けられている理由 #挑戦している君へ

こんにちは。 「『好き』で自信を創り、『好き』で社会とつながる」』をビジョンに、発達障がい児や不登校のお子さん向けにメンターマッチングサービスと教室運営をしている「Branch」の中里です。 この度は、『チームブリヂストン × note「#挑戦している君へ」コンテスト』の開催にあたり、「挑戦」をテーマとした記事を書かせていただく機会をいただきました。 いきなり質問ですが、あなたは「挑戦」という言葉から、どのようなことを思い浮かべるでしょうか。 多くの人は、「勇気をもっ

オレンジチャレンジ 八十歳の挑戦者

「幸ちゃんのあのミカンのお菓子の作り方、おばあちゃんにも教えてちょうだいよ」 「あれね、オレンジよ。おばあちゃんあれ好きよね」 「名前はなんだったかな。お友達にも作ってあげたい」 「オランジェット」  祖母は、私が作るオランジェットが好きだ。初めて祖母にオランジェットをプレゼントしたのは、小学校六年生の頃のバレンタインデー。ほろ苦さが良いと、絶賛してくれた。あれから十年、バレンタインデーの度にオランジェットを作っている。 「じゃあ、代わりに何か料理を教えて」 「そ

外国人の悩みを知り、浅はかな自分を恥じた #挑戦している君へ

「外国人を採用する目的が、日本企業のなかで不明ではありませんか?」 中央アジア出身の彼は、流暢な日本語でそう問いかけた。受講者は、え?という表情で身を乗り出す。 「外国人をなんのために採用するのか。多くの企業がそれをはっきり決めていないように思えます。これは、日本企業が抱える課題の1つではないでしょうか」 そう言いながら、彼はスクリーンに次のスライドを映しだす。 「この目的がはっきりしないと、日本企業で働く外国人はとまどい、とても悩みます。およそ10年間、私自身がそう

一歩一歩でしか進めない人生だから

丸2日外に出ていなかったので、とりあえずきょうは散歩をした。昨日寝る直前にYouTubeでプラチナ期のモー娘。を見たらまんまと泣いてしまったので、歩きながら「Fantasyが始まる」をiPodで聴く。 『自由で何が悪いというの 好きなようにしていいじゃない』『一番目立った格好で歩く 一番ビビットな道を』『束縛やめてよ 羽が傷つく』『ガラスの靴はこの手の中にある』などなど、つんくイズム全開の歌詞のなかでも、とりわけ光ってるのは、『かぼちゃの馬車を正面に回して!』だなあと思う。

どんなに個人的な作品も、ちゃんと世界とつながっている

イギリスで見た日本のバンドのライブその昔、イギリスでとある日本人のバンドのライブを見たことがある。MONOというバンドで、まあMONOと聞くとおそらく100人中99人は消しゴムを思い浮かべると思うが、そっちではない。 MONOは、ポスト・ロックというニッチな音楽ジャンルで、長きにわたり地道に活動してきた4人組のバンドである。1999年結成なので、彼らのキャリアは今ではもう20年を超える。 会場となったサウンド・コントロールというライブハウスは、イギリスの中都市マンチェスタ

コロナ禍で会社を辞めて、フリーランスをやってみた3ヶ月間のこと

緊急事態宣言が解除されて約半年。相変わらずコロナの勢いは治らない。 経済、特にローカル経済への影響は大きい。多くの人が「コロナ閉店」「コロナ倒産」という言葉に怯えながら、企業へのコミットのあり方、働く意義、不安との付き合い方を探り合っている気がする。 僕はコロナ禍の真っ只中の5月に会社を退職した。そして就職せずに3ヶ月フリーランスをして、11月にあらためて就職する。 コロナ禍で会社を辞めて、フリーランスをやってみた3ヶ月の振り返り。 なぜ辞めたかフリーペーパーの会社に

思い込んでは裏切られ者

 早朝から夜遅くまで、宝塚の生徒が行き交うお稽古場の廊下。  数年前、私はその廊下の片隅で小さな鉢植えを見付けた。  それは、植木というよりもインテリアグッズ。  どこにでも置けるミニサイズの植木鉢に、指の長さほどの弱々しい木の子供が生えていた。  どうやら、誰かがすっかり忘れて置き去りにした頂き物らしい。  へにょっとした葉は、よくよく見ればパキラのようだ。  お稽古に来るたびに、私は横目で小さなパキラの様子を見ていた。  周囲に聞き回っても持ち主は分からず、もう捨てよう

「マイストーリーテラー」として。

私の人生は、「文章を書くこと」とともにあったと言っても過言ではない。 ___ 最初に小説を書き始めたのは、小学2年生の時だった。ポムポムプリンやシナモンなどのサンリオキャラクターが描かれたB6サイズのノートに、空想の物語をぎっしり書き込んでいた。小学校高学年や中学生になると、おしゃれなデザインのノートに変わったけど、相変わらず物語を書く手は止まらない。ある物語は、ノート11冊分も続く大作となった。 友達から感想をもらうこともうれしかったけど、それ以上に書いていること自体

青天の霹靂に、落ち込もうとしても。泣こうとしても。

日曜日。 息子の練習試合が終わった頃、グラウンドで私のスマホが鳴った。 同僚が脳出血で倒れ、緊急搬送されたという。搬送されて、緊急手術をしたという。今のところ、どういう事態になるのかはわからない。血を取り除く処置をして、ここから二、三日は薬で眠らされながら、状況を診て、その後の処置に続いていくそうだ。 前日は普通だった。仕事の話もしたし、笑い話もした。私が週明けに新しく追加するメンバーの採用面接に行く話をしたら「業務経験とかいらないから、若くて素直で明るい人、よろしく」