なぜ「好きなもの」と「得意なもの」がズレるのか
シンギュラリティとかフィンテックとかダイバーシティとかキャラメルマキアートとかが喧伝される最先端のこの時代にあっても、一見古めかしいとさえ思われる「言霊の呪い」が日々生まれ続けている。もちろんそれは、どこぞの文明がもたらされていない未開地域の悪しき風習だとかそういう話じゃなくて、この日本という近代国家においてである。
とりわけ呪いが生まれやすいのは、自己啓発というジャンルである。自己啓発にハマるのは、内面が揺らいでいるからで、そういうときこそ、外部からの呪いの言葉を真に受け