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ミャンマーの子どもたちにラグビーを!(活動レビュー:2024年2月)

自己紹介

はじめまして!TOSS(トス)広報担当をしております宮本 寛隆です。
現在、都内の大学に通いながら、部活動でラグビーをやっています。
そんな大学生活と平行で、TOSS(トス)の普及活動を継続していければと思います。どうぞ宜しくお願い致します!!

TOSS(トス)とは?

別途TOSSの紹介記事も出させていただきますが、簡単にまとめると以下。

■立ち上げ経緯:
2005年に、タイ駐在員を中心としたラグビーチーム、バンコクジャパニーズラグビーフットボールクラブでJr.チーム創設を機に行ったバンコク日本人学校の児童生徒を対象としたラグビーフェスティバルがきっかけ。2015年のジャカルタでの活動以降、団体名をTEAM TOSS(チーム・トス)に。

■活動理念:
ラグビーを通じて、関わる人の人生をより豊かに!

■主な活動内容:
アジアの国々を中心に、子どもたちへのラグビーを通した教育支援。
スポーツグッズ・ウェアなどの新品・REUSE品の支援。

ミャンマーで活動するきっかけ

TOSSメンバーのMさんが、2020年4月にテレビ東京のドキュメンタリー番組【カンブリア宮殿(2020年4月9日放送回)】を視聴し、「どんな患者も断らない」という理念で国際医療協力をされている特定非営利活動法人ジャパンハートさんの活動に大きく共感したことがきっかけです。
その放送後、いてもたってもいれなくなりTOSSメンバーに相談。TOSSメンバーの一人が、各所に問い合わせてようやくジャパンハートさんにコンタクトを取れることに。結果、ジャパンハートさんが2010年に設立したミャンマー国内の教育施設DreamTrain(ドリームトレイン)のご紹介を受けました。
ミャンマー国内は、貧困がきっかけで、子供達が適切な教育を受けることなく人身売買など危険な状況にさられ、それらが更なる悪循環を招く。それらの悪循環を断つ目的で、設立された団体です。
そして、我々TOSSでは、"ラグビーを通じて”微力ながら支援活動をすることを決めました。

コロナ期よりはじめたオンラインレッスン

活動を開始といっても、新型コロナウイルス感染症の影響により渡航が制限される中です。そのため2020年5月から、ドリームトレインにいる子どもたちとのコミュニケーションを取りながら、運動不足解消を目的としたzoomでのどオンライントレーニングを開始しました。(詳細は別noteで記載します)

画面越しにオンライントレーニングに取り組む様子

また、オンライントレーニングの実施と並行して、ウェアやシューズ、ラグビーボールなどのグッズの支援を行ってきました。

過去には、新品のTシャツや、リユースのラグビーボールなどを支援

ミャンマー訪問(1日目:ビンゴ大会、BBQ)

2024年2月9日
ドリームトレインに到着。支援を初めて4年目にて初めての訪問です。
2日間にわたる、ドリームトレインとの交流が始まりました。

ドリームトレイン入口

はじめに、ドリームトレインでプロジェクトディレクターを務める那須田 玲菜さんより、ドリームトレインの活動内容についてのお話を伺いました。
改めて、大変な環境の中、素晴らしい活動をされていることに一同共感。
※ドリームドレインの活動および支援の詳細については、記事下部で案内

那須田さんからの説明を真剣に聞き入るTOSSメンバー陣

教室内にて、ドリームトレインの子供たちに集まってもらい、TOSSのメンバーの紹介をしたのち、ビンゴ大会を開催!

ビンゴの説明を実施中

子どもたちは人生で初めてのビンゴに苦戦しながらも、だんだんとルールがわかってくると、番号が呼ばれる度に歓声がっ!!
ビンゴを揃えて景品を手にしたときには子どもたちの顔からは素敵な笑顔が溢れる。(ビンゴ大会は鉄板!)

そしてビンゴ大会のお礼に、ドリームトレインの皆さんからサプライズの歌のお礼が。
Kiroroの「未来へ」という日本の曲を、ドリームトレインの子どもたちが歌ってくれました。思いがけない歓迎に、一同いきなり涙腺崩壊。

日本のお菓子を選ぶドリームトレインの子

ビンゴ大会が終わり、夕日が沈み始めた頃、初日のメインイベントであるBBQを開催。複数のグループに別れ、現地のスーパーマーケットで購入した食材をでそれぞれBBQを楽しみました。
日頃から自分たちで食事を用意する子どもたちは、とても手馴れた様子でした。

ビンゴ大会の裏で、施設の年長者達と共にBBQの仕込みをする様子
各組に分かれ、火起こし等、子供達が率先して準備

日が沈み、暗闇の中ランタンを照らしながらBBQを楽しみました。
(ランタンはパナソニックさんからドリームトレインさんへのご支援です。
今回は、TOSSにてミャンマーまで運搬致しました)


ミャンマー訪問(2日目:ラグビーセッション)

2024年2月10日
ミャンマーでの活動2日目は、British School Yangon にてラグビーセッションを実施。ドリームトレインの子どもたちだけではなく、現地の欧米人主体のジュニアチーム、日本人の小学生も混ざりセッションを行いました。

ことばが通じなければ通訳してもらう、それがダメならジェスチャーでじぶんの意志を伝える。
子供たちはさまざまな方法を駆使してメニューに取り組んでいました。

言葉は通じないが、フィジカルで語り合う
徐々に緊張も溶け、チームワークが生まれる

また、今回のセッションの目的の一つに、コーチングの指導があります。
全てのメニューをTOSSでコーチングするのではなく、一部のメニューでドリームトレインの子供たちのリーダー的存在であるアエとサローンに任せることを試みる。2人はところどころ話し合い試行錯誤しながら、セッションを仕切ってもらいました。

画像左にサローン、右上にアエ。
どうすればメニューが上手くいくか指導を受けている様子。

子どもたちが境遇や言葉の壁を取っ払い、ラグビーを通して楽しむことができました。

振り返り

ミャンマーは特殊な政治の影響下により、日々情勢の変化が起きている状況。それによる貧困層は増えており、それに伴い支援を必要とする人々はこれからも増えていくと考えられます。

また、ドリームトレインの活動の目的は、施設の児童を自立に導くこと。施設を卒業し、独り立ちできるようになるため、子供たちは共同生活を送っています。

しかし、今回ドリームトレインを訪れ、生活インフラや衛生環境の不十分さを目の当たりにしました。更に印象的だったのは、施設運営者から聞いた”ドリームトレインに来れる子どもたちは、まだまだ幸せな方なんです”という話。ミャンマー内には、他にも支援を必要と人たちが沢山います。
そう簡単な問題ではないが、いずれ光明が差すことを願いつつ、これからも継続的な支援が必要です。

ドリームトレインでは、毎月5,000円からの支援で「里親」に

今回、ご紹介したドリームトレインの子どもたちへの支援が可能です。
ミャンマーの子ども達の自立を支援し将来を育むご支援をされておられます。是非以下より詳細をご確認ください。


今回ご協いただいた皆様のご紹介

今回も多くの方からの支援をいただき、TOSSの活動が成り立っています。
TOSSの活動に温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
どうかこれからも温かいご支援をよろしくお願いいたします。

■スパイクや衣類

株式会社スパック様からの協賛金支援をいただきました。
併せて、スポーツ寿苑様・RUGBY ONLINE様からのご支援にて実現。

■ラグビーボール

文京ラグビースクール様よりご支援いただきました。

■キャップ

Bring Up Athletic Society様よりご支援いただきました。

■文具

株式会社パイロットコーポレーション様よりご支援いただきました。

■Tシャツ、短パン、ソックスセット

NPO法人 田園ラグビースクール様よりご支援いただきました。

皆様のおかげで、このような活動をすることができます。
ありがとうございました!!

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