アジア独特の伝統的食材を家庭に届けるデリバリーサービスUmamicartが6億7600万円調達
【事業内容】
同社は、中国人CEOのAndrea Xu氏が留学で渡米した際に、自身の国の食材を探すのに困難な思いをしたことをきっかけに、同社の「アジア食材を簡単に届ける」サービスが生まれた。実際に、アメリカにいるアジア人留学生は2900万人ほどいるが、アジア料理や食材をアクセスするのにまだハードルが高いと言われている。同社は、家庭で料理をする人のためのあらゆる商品を取り扱うショップを目指している。そのため、アジアの各国の定番商品やパントリーの必需品、料理のレシピ、などの食材から食器など料理活動で必要なものに関する全てのものを提供している。ResearchAndMarkets.comのレポートによると、世界のフードデリバリー市場は、2020年は約12兆5100億円と推定されてたが、2023年には約17兆3600億円になると予測されている。さらに、エスニック料理を作ったり食べたりすることことへの関心は、健康的にも良いことから全世界で高まり続けている。実際に、米国のエスニック食品の小売売上高は、2013年では約1兆2400億円だったのが、2018年には約1兆4000億円と結果として残っている。そのため、同社に投資をしたM13の投資家であるBrent Murri氏は高い期待を寄せている。
【同社の特徴】
同社の特徴としては、アメリカでは入手困難なアジア各国から厳選された新鮮な野菜、果物、パントリーなどをリーズナブルな価格で手に入れることができる。多くのスーパーでは、輸入してから時間が経ったり、本来の価格よりも2倍近く売ることが多いが、同社のサービスではそれらを解決してくれる。また、種類の豊富さやすぐに売り切れてしまうといったケースも多かったが、同社ではそういったケースも解決する。同社が提供する料理に関する輸入品の種類は、どんな料理をしても食材やツールに困らないほど、オンライン上のアジアンスーパーマーケットのように揃っている。