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塾へ行かないことのメリットデメリット # 母親目線で語る高専入試
塾へ行かなかった太知
家のすぐ近くにとても評判の良い個人塾があり、小学生から中学生までの生徒がたくさん通っています。我が家から、歩いて6~7分のところですが、太知が通うことはありませんでした。
そこ以外にもテレビコマーシャルで見かけるような有名塾がいくつかあり、保護者の送迎が必要になりますが通っていた子はいました。
小学生の頃はクラスでいうと、1/4くらいが塾へ通っていたように思います。
太知が通わなかった理由は、ひとつというわけではありません。
まず、塾へ通っている子が必ずしも成績が良いというわけではなかったこと。小学生の頃は学童の代わりに塾へ行かせているということも多く見られました。
そして、私自身が子供のころに色々と習い事をしたわりに何も身に付かなかったことが大いに関係していると思います。ピアノ、そろばん、陸上、書道。いまも継続していることはひとつもありません。
そのため、自分の子供にはやりたいと言ったことだけをやらせようと決めていましたが、太知が具体的に何かを習いたいと言ったことはなく、それは塾に関しても同じでした。
宿題が終わった後は葉介とテレビを見たり、カードゲームをやったり。近所に同じくらいの子供が多かったので、外遊びも多かったです。
パソコンは早くから使い始め、高学年になるとScratchに興味をもってプログラミングに関心を持ったことも。
そういえば、幼稚園のころはアンパンマンのおもちゃパソコンをサンタさんにもらっていました。
結果、太知は習い事に通うことなく中学生に。
「行く?」「いいや」という会話はありましたが、私も「行かなくっちゃ!」と勧めることはないままに受験生となりました。
塾へ行かなかったメリット
中3の2学期以降の生活パターンはだいたい次の通りです。
学校が終わると家に帰り、おやつ。
少し机に向かって、夕食前に入浴。
食事を済ませると19時まで食休み。
21時30分頃まで勉強をし、生活ノートの記入と翌日の準備。
22時には夜食タイム、歯磨き、就寝。
大抵、22時30頃には寝ていました。
塾の時間に合わせる必要がなく、きちんと食事をして早めに寝ていたので受験期に入ってからも体調を崩すことはありませんでした。
そして、なんといっても経済的な負担がありません。
「子供が小中学生のときは貯め時」というネット記事に感化されていたので、ある程度は貯められたと思います。
また、太知が小学生だったときは毎年3月に海外へ遊びに行っていました。
贅沢旅行でもなく、小学生のうちは旅費が安いので可能だったのだと思います。「英語に目覚めるかな?」という期待は見事に外しましたけど。
振り返ると、塾に行かないことで息子2人分の塾代がなく、長期休みも自分達の楽しみを最優先にできたことはとても良かったです。
塾へ行かなかったデメリット
太知も塾へ行けば、みんなが頑張っている影響で勉強に取り組む姿勢が変わっていたかもしれません。
加えて、高専を受験するにあたり太知がどのレベルにいるのか、まったくわからずにいました。
学校で行われた模試(業者テスト)では、校内の順位が出るだけ。
高専を希望する人がどれくらいいるとか、その人たちの中でどれくらいのレベルなのか察することはできませんでした。
塾へ行けば先生から情報などを得られたことでしょう。
わからないからこそ必要以上にプレッシャーを感じることなく、ひたすら過去問に取り組めたとも言えますが、やはり予め情報を得られたほうが心強かったと思います。
いま思うこと
もしも高専へ入学できていなかったら、「塾へ行かせればよかった」と後悔したかというと…わかりません。
マイペースな太知の尻を叩いて塾へ通わせ、勉強を無理強いしても結果が伴ったかどうか。
なので、塾へ行かなかったことは良しとします。
でも、ちらっと考えるのは、もう少し成績が良ければ土木系の学科ではなく情報系へ進めたかなということ。
倍率が高くなりそうなので、志望学科を情報から土木系へ変更しました。
第1志望の学科にチャレンジすることよりも高専へ入学することを優先すると決めたのは太知です。
ところが、高専へ入学して数年が経過した今、プログラミングを勉強したいと言い出しました。
なので、やっぱり塾へ行くことには大きな意味があり、ためになると思います。
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