No.35:栗と焼豚のおこわ風お茶漬け #Weeklyお茶漬け
はじめに
#Weeklyお茶漬け は季節と連動したお茶漬けを毎週更新するシリーズです。一昨年の七十二候シリーズ、昨年の二十四節気シリーズの写真を撮っていく中で得た季節ごとの知識を活かし、お茶と具を毎週考えてお茶漬けを作り撮影しています。
Twitter、Instagramでは3行レシピ画像と共に更新していますが、noteでは材料や分量、細かいポイントも公開します。
No.35 栗とチャーシューのお茶漬け
秋らしいものを食べないまま9月を終えつつある、9月25日週のお茶漬けです。栗の殻剥きなどの「栗仕事」も栗を食べる楽しみの一つですが、かといってお茶漬けにそこまで手間をかけたくもない、というワガママを解決するのが今週のレシピです。
栗ご飯はテンションが上がるものの、栗の甘さがご飯に合わなかったり、淡白な栗の味が白米の中で埋もれてしまったりしていると思っています。そこで、塩気があり味付けもコッテリしているチャーシューや角煮を追加することで、栗の良さが生きるような甘じょっぱい「変わり種栗ご飯」を作っていきます。
焼き豚を使うとさっぱりした炊き込みご飯になり、角煮を使うと角煮のタレに含まれる八角などのスパイスが合わさり中華おこわやちまきのような風味に。市販の甘栗と焼豚を使えば、ほぼ炊飯するだけです!
↑栗ご飯らしからぬ、ガッツリした見た目ですね!
【材料】(二合分)
甘栗:100g前後
焼豚か角煮:甘栗と同量
白米:2合
水:360ml弱
烏龍茶:200ml
料理酒:大さじ2
醤油:大さじ2
塩:小さじ1
ごま塩:お好みで
栗と焼き豚の量はお好みで変えていただけます。量を調整しやすいよう1:1に。市販の甘栗はだいたい砂糖不使用ですが、なるべく砂糖や味付けがされていない甘栗がいいですね。もちろん、通常の(野に落ちてるような)栗でも大丈夫です。
今回はたまたま100g入っている市販の甘栗を使ったので、お米2合分のレシピにしています。
栗と焼き豚のお茶漬け
栗は殻付きの場合殻を剥き(ボロボロに崩れてもOK)、焼豚や角煮は一口大にカットする。
お米に料理酒と醤油と塩を足して、1.をその上に載せて炊飯する(角煮やチャーシューのタレもあれば追加)。
炊き上がったらよく混ぜ、器に盛り烏龍茶を注ぐ。お好みでごま塩をかけて完成。
パックに入った市販の角煮のタレが少し余ると思うので、それも入れてしまいます。その分、炊飯時の水の量は調整します。
使ったお茶
今回は正直悩みました。お茶をかけなくても、ご飯だけで美味しい…(よくあるパターン)。味付けが中華風味なので烏龍茶にしましたが、特にスパイス入りの烏龍茶だとピリっとして中華感が増します。使ったのは下記。
国産の烏龍茶「たかちほ」をベースに、生姜やゆず、杜仲やブルーベリーがブレンドされています。ちゃんと主張のある烏龍茶でスパイス感があり、今回の中華おこわ風お茶漬けのためにあるようなお茶です。(?)
インスタもあります
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美味しいお茶漬けの構成要素は「①塩気、②動物性の素材、③素材を損ねないお茶」ではないかと思いながらレシピを開発しています。②は油分などでも置き換えられると思います。
そのため、普段ならあんまりお茶漬けにしない具も扱いますし、季節感が出る素材であればなんでも積極的に扱っていきたいと思います。
再現しやすいよう、お茶は細かい品種やブランドを指定せず、ざっくりとしたジャンルでお伝えします。