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これも「お茶」だと言い続ける

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毎日点てるお茶,茶人の修士論文,バーチャルろくろ。バラバラに見える活動に共通していたのは,ある主張でした。
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2019年8月の記事一覧

毎日「違う季節」を生きるということ

毎日「違う季節」を生きるということ

日中だと人に見つかるので,日が沈んでから大学内の柿を収穫した。春が来れば,テニスコート横の山菜を摘みにいく。冬至には柚子饅頭,バレンタインにはハート柄の羊羹を作った。
それらを食べたあと,抹茶が一服出てくる。

私たちは,それも「茶道」と呼んでいた。

茶室の季節はちょっと変その茶道同好会では毎週金曜日に,飲み会に行かずにお茶を飲む。

茶菓子を買うのは私の仕事だった。通常の茶道では季節を先取りし

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東工大でのゼミ茶会:3Dプリンタ陶芸と茶碗とデザイン

東工大でのゼミ茶会:3Dプリンタ陶芸と茶碗とデザイン

7月30日,東京工業大学融合理工学系の院生ゼミでお茶会をしました。

「なんもできかねます」と言ってる場合ではないので,急遽スライドを作って茶碗の話を。理系の人にも興味を持ってもらえる切り口を考えつつ,依頼の通り「文系特有の混乱」へと結論を運べるように考えます。
(こんな依頼をいただき一番混乱していたのは私です)

以下,アートギャラリー所属の茶人として自己紹介した後に,茶碗の話をしました。

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