【読書】名刺代わりの小説10選 2021

火のないところに煙は/芦沢央
人間に向いてない/黒澤いづみ
インフルエンス/近藤史恵
ずうのめ人形/澤村伊智
ロング・ロング・アゴー/重松清
青空と逃げる/辻村深月
大人になれない/まさきとしか
向日葵の咲かない夏/道尾秀介
ポイズンドーター・ホーリーマザー/湊かなえ
明日の食卓/椰月美智子

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2021年に読んだ本の中で好きだったもののまとめです☺️以下にTwitterで読了ツイートした時の文章も載せます。140字の縛りがあるのと、ネタバレしてはいけない…という思いからフワッとした文章になっていますが…😅ご了承下さい🙏

火のないところに煙は/芦沢央 #読了
連作怪談短編。死が絡む事に加え、作者の実体験めいた語り口は、虚実の境が曖昧な幼い頃のあの不安感(自分の身にも降り掛かったらどうしよう)を呼び起こしてくれた。最終話、感嘆と恐怖と称賛が混じって訳もわからず自然とニヤけてた。 pic.twitter.com/BIYC28E9eL

— ごご茶 (@teagogo5) July 24, 2021

人間に向いてない/黒澤いづみ #読了
めっっっちゃ好き。引きこもりニートの息子が巨大芋虫になってしまった話です。面白いし、自然と(←ココ大事)色々考えた。好きすぎてnoteの方に読書感想文(という名の自分語り)書きました。https://t.co/RkhCXcmz5p

— ごご茶 (@teagogo5) November 4, 2021

インフルエンス/近藤史恵 #読了
地味な少女、友梨の視点で描かれる、団地の情景・荒れた学校・日和見主義の大人・もどかしい人間関係・己の欠落感…。描写が圧倒的にリアルで一気に引き込まれた。団地に住んでた私が言うんだから間違いないw細く長く人生に絡みつく友情と殺人。 pic.twitter.com/vwVpdtZQyJ

— ごご茶 (@teagogo5) December 7, 2021

ずうのめ人形/澤村伊智 #読了
「聞いたら/読んだら来る」系の都市伝説が主軸。子供の時感じた「自分の所にも来たら…」という当事者感が蘇りゾクリとした。更に並行して孤独な少女の学生時代も描かれており、陰キャには見過ごせない展開に。最後怒涛の伏線回収ラッシュが爽快。 pic.twitter.com/iq6XAXLjul

— ごご茶 (@teagogo5) June 20, 2021

#読了 #重松清
子供時代に出会った様々な人との再会を描く6つの短編集。時を経た今だからこそどこか他人の様な目で振り返れる“当時の自分”。誰にでも心当たりがあるエピソード、必ずある。順に読んでいって6編目で「あっ」と驚く“再会”がこの1冊の中でも体験できるよ😆 pic.twitter.com/traa8pUj3S

— ごご茶 (@teagogo5) January 13, 2021

青空と逃げる/辻村深月 #読了
夏秋冬にかけての母と小5息子の逃避行。行く先々の人達や風景、季節の描写が美しくリアルで、その土地に行けば登場人物が本当に暮らしているのではないかと思えた。静かな力が湧いてくる物語。読みながら映画「八日目の蝉」を少し思い出した。 pic.twitter.com/IDOgST8zjX

— ごご茶 (@teagogo5) September 4, 2021

大人になれない/まさきとしか #読了
母に捨てられた小6の僕が謎の親戚・歌子宅に居候する。そこには40代無職男、偉そうな爺さん、魔女っぽい婆さん、犬etc。家族じゃないけど自分の居場所のような寄せ集まりの家。悲しく温かく、淡々と続くそれぞれの人生。空気感大好き。 pic.twitter.com/MiDrLBUohr

— ごご茶 (@teagogo5) November 27, 2021

向日葵の咲かない夏/道尾秀介 #読了
先が気になりするする読んだ。叙述トリックやサイコパスなどという単語で簡単に片付けてはいけない…という畏怖にも似た読後感。この世界感が持つある種のリアルさ、分かる人には分かると思う。最後の1ページまで気が抜けない。面白かった！ pic.twitter.com/xDZ3dNNC4H

— ごご茶 (@teagogo5) August 29, 2021

ポイズンドーター・ホーリーマザー/湊かなえ #読了
好き！主観の違いで人の見え方が180度変わる。悲劇に向かう主人公達の中に自分に似た部分を見つけ、共感しつつも怖くなる。
表題作。皆突き詰めると毒親であり毒娘の可能性を秘めている。最後の吐き捨てるような台詞に痺れた。 pic.twitter.com/uKRKbrPnIW

— ごご茶 (@teagogo5) September 18, 2021

明日の食卓/椰月美智子 #読了
衝撃の1頁目。その後描かれる3組の母息子の日常。どの母にも共感し、自分と重なる部分を見出した。だからこそ1頁目が誰なのか、誰でも嫌だ…という思いでこんな夜中まで一気読み。そしてラストに驚愕。気付いたら涙が出ていた。買って良かった。 pic.twitter.com/FXNqc7WbIl

— ごご茶 (@teagogo5) June 5, 2021

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