地域調べ~修学旅行のパッケージ
もうすぐ8月も終わり。
全国的にはもうそろそろ2学期が始まっている地域もあるようですね。
2学期には6年生が修学旅行を行う小学校も多いと思います。
そういう学校では夏休みのうちに6年生の担任の先生が下見のために修学旅行先の実地確認に行ったという話も多いんではないでしょうか?
修学旅行に関しては、6年生担任にとって負担が大きい業務です。学校としても、6年生担任以外も、校長や級外が不在となり、手薄になります。
コロナ禍では、修学旅行の実施が難しくなり、近場での実施やバーチャル修学旅行など、修学旅行の価値や意義の問い直しが行われました。
修学旅行に絡む問題をキーワードとして挙げてみると、
感染症や災害も含めた安全の確保、人手不足、費用の問題、目的や意義、あたりでしょうか。
この辺を何とかしましょう!ということで、
総合的な学習の時間を絡めて、地域間交換旅行をしましょう。
これはどういうことかと言いますと、
総合的な学習の時間では、地域についての調べ学習を行っていることが多いです。これを生かして、他の地域の6年生を招き、自分たちの地域のガイドを行うのです。そして、自分たちも相手の地域に行き、ガイドしてもらうのです。それを修学旅行とします。
この方法で、まず人手不足に対するメリットがあります。
訪問先校と協力して実施することになるので、2校の教員で協力して指導する形になり、見届ける人数が増えます。まあ、子供の数も増えますが、大人の数が増えれば効率も増すので、プラスになるのではないかと。
また、安全面でも、地域をよく知った訪問先校の教員に協力してもらえることで、緊急時の動きが迅速になるでしょう。訪問先校がガイドを担当することになれば、夏休み中の下見もいらなくなりそうです。ZOOMでの打ち合わせぐらいで。
そして、地域に密着したスポットを回ることになれば、費用面でも安くなりそうです。提示された予算の中でガイドする場所を考えるのも、子供たちにとって良い学習になるでしょう。
総合的な学習と絡めることで、修学旅行の意義や、目的がより具体的に、実践的になります。
交換旅行の相手はどうやって探すのか、については、以前アイディアを出した↓
こちらを応用して、学校間の実践協力を促すマッチングアプリを作ったらどうですかね?これは交換旅行に限らず、普段の授業の中でも利用できるような形にして。国語や英語のスピーチを聞き合うとか。
こんな形の修学旅行、どうですかね?