象徴とその役割
こんにちは。中学受験の社会科の時間です。
本日は象徴(しょうちょう)について。
「象徴」は、日本国憲法の第1条に天皇の地位を表す言葉として出てきます。
「象徴」は抽象的なものを具体的なものでわかりやすく伝える時に用いることをいいます。シンボルという言い方もします。
ということで、具体例でイメージしていきましょう!みなさん、彼を知っていますか?
私が住んでいる千葉県のマスコットキャラクター、チ○バくん!彼は千葉県の象徴といってもいいでしょう。
皆さんも彼を見て、
「千葉県だなぁ」
と思うとともに
「今日も千葉県の何をアピールしているのかな」
と思う人が多いと思います。
一方で、
「あ、千葉県のリーダーだ」
「千葉のお殿様だ、道をあけないと」
とは思わないですよね。
そうです。かれは千葉県を統治しているわけではありません。言い換えれば、政治権力を持っているわけではありません。千葉県を統治しているのは千葉県知事です。
「象徴」とされるヒトやモノは、何かを決めることはせず、広告塔の役割を果たしていることが多いですね。
現在の日本の天皇は政治権力を行使して国を治めることはしませんが、政治のお手伝い→国事行為(こくじこうい)をします。
もちろん、全てがこうではなく、統治者自身が「象徴」の役割をしている場合もあります。会社の社長自身が広告塔になっているのがそれですね。(A○Aホテルの社長とか)
いかがでしたか?憲法ってどこか非日常を感じてしまいますが、捉え方によっては仕事や生活のヒントを得られます。