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運動神経のよい子供の育て方(発育・発達パターンと年齢別運動強化方針)

こんにちは、チームシンヤです!

今回は、学齢期(小・中学校)における適切な運動内容についてお話をします。
運動能力を発達させるためには、運動能力に応じて年齢が決まっていると言われています。

例えとして筋力を挙げます。
筋力は、高校生の時期が一番発達すると言われています。
つまり小学生に筋トレは効率的ではないのです。
このような適切な運動発達時期を宮下充正先生の発育・発達パターンと年齢別運動強化方針をもとにお話ししていきます!


発育・発達パターンと年齢別運動強化方針とは

発育・発達パターンと年齢別運動強化方針について説明します。
以下のグラフが宮下充正先生が提唱された発育・発達パターンと年齢別運動強化方針です。

かなり古い資料ですが、今もなお運動発達の指標として広く浸透しています。
グラフを見たらわかるように、横軸に年齢、縦軸に発達量(身に付く力)が示されています。

スキャモンの発育・発達曲線で示されている通り発達の速度は個人差がありますが、年齢との相関関係を示したのが発育・発達パターンと年齢別運動強化方針になります。

年齢別の運動内容

次に、3つの年齢グループに分け、その時に必要とされる運動内容を紹介します。

・11歳以下(脳・神経系)

11歳以下では、主に運動動作の習得をねらいます。
さまざまな運動に取り組み、基本的な動作を身に付けていきます。
そのときに参考にしてほしいのが、「幼少期に身に付けたい36の基本動作」です。
以下の動作が複数含まれている運動をしていくことで脳を刺激することができます。

文部科学省から出ている「運動遊びBOOK」を載せます。
36の基本動作を取り入れた運動を紹介しています!

・☆ゴールデンエイジ

9~13歳までをゴールデンエイジと呼びます。
直訳の「黄金の年齢」の通り、身体的・精神的な成長が著しく、特に運動能力や技術の習得が飛躍的に向上する素晴らしい年齢帯です。
勉強も大切ですが、この時期はできるだけ体を動かせる環境を作っていくことで、運動発達が促進します!(目指せ高度な文武両道!)

・12~14歳(呼吸・循環系)

12~14歳では、粘り強さ・持久力の習得をねらいます。
動作の習得が下降していき、粘り強さと力強さが上昇していきます。
力強さ=筋力なのですが、粘り強さと相まって「心肺機能」の向上が望めます。
なので運動内容としては、持久走が最適です!!
ただ、当然持久走なんか続かないので、部活動等一定時間活動する習慣や心肺機能に負荷をかけるサーキット運動などを行うようにしましょう!


・15~18歳(筋・骨格系)

15~18歳では、力強さ・筋力の獲得をねらいます。
特徴としては、身長の発達のピークを迎え、そののちに力強さ・筋力の発達が進みます。
アスリート育成の観点から見ても、高校生からウエイトトレーニングを始める選手は多いと思います。
運動に負荷をかけ、12~14歳で身に付けた粘り強さに負荷をかけた状態で行えるようにします。

グラフを見ると動作の習得はかなり低い位置を推移しています。
ここで勘違いしてほしくないのは、高校生からでも新しいスポーツを始めることはできる!ということです。
動作の習得というのは、基本的な動作のことを示しており、競技の動作のことではありません。

バトミントンとバレーを具体例に出します。
幼少期にバトミントンをしていました。
バトミントンでは、主に「はねる」や「とぶ」、「はしる」、「もつ」、「ふる」、「うつ」などの基本動作を習得することができます。

高校生になりバレーを始める際には、「はねる」や「はしる」「ふる」などを生かせます。
また、バトミントンに限らず、子供は学校生活や余暇時間に多くの基本動作を習得しています。
そのため、高校から新しいスポーツを始めても成功する可能性はあります!

まとめ

今回は、発育・発達パターンと年齢別運動強化方針を参考に、運動発達についてお話してきました!

子供には運動できるようになってほしいですよね!
長年研究されてきたデータを根拠に、年齢に合わせた運動をさせていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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