道徳「思いやり」 ~だれを先に乗せる?~ 特別支援学校
こんにちは、チームシンヤです!
今回は、授業実践として道徳の授業を紹介します。
といっても、私の特別支援学校には道徳科が校時表にはないため、特活の時間の話です。
題材は、NHKforSchoolのココロ部!「だれを先に乗せる?」です。
思いやりの気持ちを育むための話となっています。
対象生徒の実態
中学部1年5名(知的障害、自閉スペクトラム症、ダウン症候群)
学力に関しては、4歳から9歳程度になります。
ただ、気持ちの理解や状況理解は10歳程度の姿もみられます。
題材選択の理由
1年生の3学期ということで、中学部の環境にも慣れてきた様子です。
その中で、態度や言葉遣いを指導する際に、その根幹には「思いやり」や「感謝」「尊敬」などの道徳的理解があると考えました。
キャリア教育と道徳は深い関係性であると提唱します。(持論笑)
本動画は、誰を乗せるかという単純な話から始まります。
その後1人1人の特徴が知らされます。
相手の気持ちになって、考える場面が多く、思いやりとは何かを様々なシチュエーションで考えることができる点がよいです。
実践例
・話を整理しながら動画を見る
まずは動画を見せます。
テロップの説明があるシーンで止めて、補足説明をします。
道徳の内容「思いやり」の理解ができるよう動画をコントロールします。
・★1人1人の思いに寄り添う
5人の個性・特徴を深掘りすることで、気持ちの理解できます。
答えがないのが道徳の魅力であるので、ここを疎かにせず、どっぷりと考えていきましょう!
・車に乗せる3人を選んで発表する
答えがないことを生徒に説明した後に、1人ずつ発表します。
ここで育てるのは、聞く力です。
他者の意見を聞いて、自分との違いや共感を味わってもらいましょう!
・Teamsに感想を書く・リアクションを送る
最後には感想を共有します。
この感想では、「思いやり」に焦点を絞って書かせることで、授業の目標に近づけ、評価の対象とします。
まとめ
今回はNHKforSchoolのココロ部!「だれを先に乗せる?」を活用した授業実践について紹介しました。
私は数学や生単でもNHKforSchoolを活用させていただいています。
基本10分程度の動画でいいアクセントになるんですよね~、作りもNHKクオリティで担保されています。
小学校の道徳では、教科書を読んで考える授業もありますが、知的の特別支援学校では動画を活用するのが良いと思います。
いろいろな動画が公開されているので、ご覧ください。
特別支援学校でも道徳は必要です、特に授業時数が組まれておらず、教科等合わせた指導に含まれている場合でも授業の日を作ることをおすすめします!
実態に合わせた道徳の授業をし、人格形成をサポートしていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ぜひ良ければ、スキ!とコメントをよろしくお願いします!