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第5回 村長散歩日記【村内編】 230309(毎週ほぼ木曜配信)


 
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪)
 回覧板代わりの村長日記。第5回は寺子屋、村内にある学び舎です。村をモデルにしたマインドフルネス・ビレッジは、その中に小さな学校もあるのです。本格的に深く学びたい方には、「橋を渡った向こう側に」マインドフルネス・カレッジがあります。第2期は5月スタートで募集中ですよ。
 ビレッジは村外向けの参加自由のイベントもあります。興味を持ったらぜひいらしてくださいね。
◎ マインドフルネス・ビレッジ入村案内
 ⇒ https://lounge.dmm.com/detail/4547/ 

気楽だけど深く学べる「寺子屋」


 村長であるぼくは、開村時から2週間に一度のペースで寺子屋を開催している。そのほかにもカレッジ学長の井上ウィマラさん、整体ボディワーカーの山上亮さんが寺子屋担当だ。スタートから1年たち、それぞれの講師の特徴が醸し出される場になってきた。予約はいらず飛び込みOKの気楽な場だが、少人数でのシェアリングはとても深まることが多い。

「サンガで生きる寄合編」

 どの寺子屋も対話を大切にしている。たとえば、ぼくが担当しているサンガという名を冠したシェアリングでは、前もって、またはその場で参加者のお悩みやテーマを出してもらう。講師が「マインドフルネス的視点」から光を当て、参加者に投げ返す。
 話し、聴くことも、大切なマインドフルネスの実践だ。しっかり意識を向ければ、オンラインでも相手の呼吸や存在、その思いが伝わってくる。基本的にアドバイスをせず、ただ耳を傾ける。何か言いたくなっても(オンラインではそうしやすいのだが)言葉を自分の心に深く納めて響きを感じるようにする。
 それぞれが自分の心を覗き込みながら相手に耳を傾けるのは、井戸の底に流れる地下水を一緒に見つめるようなものだ。自分を深めることと人とつながることが、そこでは同時に起こっている。
 質問や悩みが投げかけられる。役に立たない言葉はない。何かしら自分にかかわって感じられる。目指すのは解決ではなく、気づきなのだ。様々な視点から光を当てるうちに、ひとりでは見えない問題の裏側が見えてくることもある。しかしにわかに結論に飛びつかない。味わうことを大切にしている。答えはすぐに忘れてしまうけれど、味わいはその後もずっと残るから
だ。

『ブッダの今を生きる瞑想』読書会

 もうひとつの寺子屋は読書会だ。去年は『ティク・ナット・ハンの般若心経』をほぼ1年かけて読みこんだ。学びは長い絵巻のように心に残っている。今年は1か月に1度しか行わないのでペースはゆっくりだが、同じくティク・ナット・ハンによる『ブッダの〈今を生きる〉瞑想』を読み始めたところだ。
 本を読むだけではなく、日常に持ち帰って行う練習のおまけつきだ。そうすることで、本が知識ではなく実践レベルで読めるようになるだろう。
今を生きる瞑想は、自分自身と深くつながる実践である。現代社会はこのように便利なITのツールが発達して、かえって「つながり依存」を増長している。ひとりで静かに座る、味わう、沈黙を楽しむ、その原点に戻るためにも、本書のメッセージは今こそ大切だ。
 


※3月21日(火・祝)には、ビレッジで宮沢賢治の童話『マグノリアの木』を題材にした講座を行います。⇒ https://peatix.com/event/3520098/  


寺子屋のラインナップ


*島田啓介担当
・第1水曜夜8時~9時半「サンガで生きる寄合編」第3水曜日夜8時~9時半「ブッダの〈今を生きる〉瞑想 読書会」
*井上ウィマラ担当
・第2木曜夜8時~9時半「村民お悩み相談」
*山上亮担当
・第2土曜日朝10時~11時半「野口整体季節のお手当+α」

*毎月のスケジュールはこちら(ときおり変更もあるので、必ず以下から確認してください)
https://mindfulness-village.mystrikingly.com/schedule
 

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