デジエットがもたらすウェルビーイング：デジタルとリアルの調和を求めて
おはようございます。
ティーチャーズ株式会社代表の中場牧子です。
今年も残りわずかとなりましたが、私たちは現在、 「Mindful Digital Diet（デジエット）」 という新しいプログラムを広めるためのクラウドファンディングに挑戦しています。
そんなことから、今日は「デジエットとウェルビーイング」をテーマに、書いていきます。
単に「病気でない」「ストレスがない」という消極的な意味ではなく、
「心身が健康で充実し、人生に幸福感を感じる状態」を包括的に捉えた概念です。
私たちの生活は、驚くべきスピードでデジタルに囲まれるようになりました。その先駆けとなったiPhoneは、アメリカで2007年6月、日本では少し遅れて08年7月に発売されました。
それがあれよあれよという間に、スマホは私たちの生活の中心になりました。情報はいつも手のひらの中にあり、私たちのくらしを便利で効率的にしてくれます。
しかしその一方で、「ウェルビーイング（心身の健康と幸福）」という観点から見ると、このデジタル化が私たちのLIFE＝「いのち・くらし・人生」に与えている影響について、改めて考える必要があると感じています。
デジタルとの関係が深まる中で、「便利さ」の裏に潜むデメリットも見逃せません。慢性的なストレス、注意力の低下、コミュニケーションの希薄化、さらには孤独感の増大など、デジタル疲労は心と体のバランスを崩しかねない課題として浮かび上がっています。
デジエットとは？
「デジエット」は、デジタルデトックスとマインドフルネスを組み合わせたアプローチで、私たちのウェルビーイングを取り戻すことを目指しています。単にスマホやデジタルデバイスを手放すのではなく、デジタルとの向き合い方を見直し、より持続可能なデジタルライフを探求するための「道しるべ」とも言えます。
デジエットは、ウェルビーイングの3つの柱を支えています。
心の健康：デジタル機器から離れることで、注意力や集中力を取り戻し、ストレスを軽減します。
体の健康：スマホを手放すことで、自然の中で過ごす時間や、睡眠の質を向上させる行動が増えます。
社会的健康：家族や友人との対話が深まり、コミュニティとのつながりを再発見するきっかけになります。
ウェルビーイングを取り戻す具体的な方法
デジエットは、日常生活の中に簡単に取り入れることができます。たとえば、次のような小さな実践から始めてみるのはどうでしょうか。
朝の10分間をデジタルフリーに：昔ながらの目覚まし時計をスマホの代わりにセット。目覚めたら呼吸に意識を向けたり、散歩をしたりして心を整える時間を作ります。
食事中のデジタルデトックス：食卓ではスマホから離れ、食べ物の味や家族との会話に集中します。
夜のルーティーンにリラックスタイムを：寝る前の30分はスクリーンを閉じて、本を読んだり、瞑想やヨガをしたりして心を落ち着けます。
デジエットが生むウェルビーイングの変化
私自身、デジエットを実践する中で、多くの気づきを得ました。
朝は目覚まし時計で目を覚ます。
スマホを持たずに散歩をする。
そして、夜のスクリーン時間を減らして読書をする。
そうした取り組みにより、朝の目覚めが格段に爽やかになり、ゆとりをもって思春期のわが子と向き合えるようになりました。
ウェルビーイングとは、単に「健康」であることだけでなく、心が充実し、他者や社会とのつながりの中で豊かさを感じられること。その実感を、デジエットを通じて少しずつ取り戻せるのです。
最後に
デジタルがもたらす便利さとリアルなつながりの豊かさ。この2つを調和させることが、現代を生きる私たちのウェルビーイングを向上させる鍵だと信じています。
あなたも今日から少しだけスマホを手放し、「今ここ」に意識を向けてみませんか？その小さな一歩が、あなた自身の、そして社会全体のウェルビーイングにつながるかもしれません。
デジタルとリアルの調和した未来を、一緒に築いていきましょう。
