新卒先生へ~年度始めの仕事を知っておこう~学級開き編
さあ、ドタバタが過ぎあっという間に「始業式」なんです。そこで「1年間の負担を少しでも減らすことができる術」をまず2つを学級開きで行いましょう
1 学級目標
学級目標を決めるのですが、絶対にしてはいけないのは
「子供の意見を聞いて目標をつくること」
です。初任者は特に💦
理由は「意見をまとめられない」からです。結局「後出しジャンケン」のように先生が「こんな感じかな?」と抽象的、理想的な目標になります。
これは1番の無駄。1年たったとき誰も学級目標なんて覚えていません。
なので学級目標は先生が提示します。より具体的に、
私はどの学年でも「当たり前のことができる学級」です。
そしてここからを子供たちに任せます。場面によってどういうことが当たり前かを挙げさせます。休憩時間、授業中、給食、掃除などでどう行動するのが当たり前かを引き出します。
これで子供たちの主体性は維持できます。
さらにこんなことも言えます。
「じゃあ、これを守らなかったら先生は注意したりしかったりしてもいいということだね?😁」
と笑顔で
実際は「教える」のですが。
2 席替え ~くじ引きは論外~
不思議なくらい子供たちは席替えが大好きです。理由は全くわかりませんが、何年生でも❤️
ここでもやってはいけないこと
「くじ引きで席を決めない」
まあ、皆からブーイングが出るでしょう。ここで引くと1年間苦労し続けます。もし隣の子と仲が悪かったら…逆に良すぎたら…
つまり「狭い人間関係」のまま1年間を終えてしまうのです。
そこで
・先生が席を決める
・日直は隣同士で行う
・日直が一周したら席替え
大喜びします😁
なんせ「席替えに見通しがもてる」のです。あまり良く思ってない子とベアになっても終わりが見える。これで話し合い等を授業に仕組めばそれぞれの「ヒトトナリ」が子供でもわかってきます。つまり「人間関係の幅が広がる機会が増える」という利点が生まれます。
さらに「学習集団をつくること」ができます。学級集団と学習集団は違いますよ。それはまた別の機会に😆
学力をバランス良く班を組み合わせて席替えをします。
【席の作り方】
Excelに男女別2列にしてそれを配置していっておしまい❤️
次はどちらかを一人ずらすことで男女で必ずペアになります。また円のように回していくと男子同士、女子同士のペアもつくれます。
楽に作れて子供たちからの催促もありません。
むしろ「うちの先生、席替え多い」という噂まで流れます👍
恐るべし「席替えの魔力」