学級経営は「授業」だけでできるのに…2
前回、学級は生活面が主な学級集団と学習集団の役割があること、レクでは子ども同士の関係はできないことをお伝えしました。今回は本題の「授業」で学級経営ができる理由とその授業の進め方です。
1 授業で学級経営できる理由
至ってシンプルな理由です。それは強制的に
1つの課題に全員で取り組む場面だから
です。
どの教科も同じです。集団指導をするわけですから。なので「自由進度学習」や「探究的学習」では無理でしょう。むしろ「通常の授業」ができて上記のような学習が可能になると考えています。それは「通常の授業」で人間関係が構築されるからです。
ここで「えっ?」となればちょっと心配です。それは皆さんが「受けてきた授業を自分がしている証拠」なのです。つまり「令和に求められている授業」ができていないからです。それならば学級経営は、できてるように見える「綱渡りな経営」です。何かが起これば一気に崩れます。
実際、ここ2、3年で課題のある子ども(離席、私語等目立つものから行き渋り等の表面上穏やかな)からの聞き取りで「授業がわからない」「授業がつまらない」がダントツに多いです。
2 学級経営できる「授業」とは
学級経営は先生と子ども、子ども同士の関係で成り立つことは周知の事実です。
それを授業でつくっていくんです。実は
授業で人間関係を作る=授業がわかること
「授業がわかること」がまず先生との信頼関係は爆上がり、子ども同士はお互いがどんな人なのかも知ることができるようになるからです。
ではどんな授業をすればいいのか。
「対話」です。簡単でしょ?
でもほとんどの先生がわかってないこと。
そもそも「対話」と「会話」の違いは何???
「会話」は一人が一方的に話しても成り立つ
「対話」はお互いが話すことで成り立つ
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