見出し画像

一年後に辞める小学校教諭(あと341日)

今日は雨。
体育で、走り方の練習を予定していたが、雨では難しそうだ。

子ども達から、
「ドッヂボールがしたい」
といった声が上がる。

希望はするのは自由だが、急に一度だけするドッヂボールを体育と呼べるのか。
もっというと、今は歓迎集会の準備中。
呼びかけの練習もしていないのに、ドッヂボールをしたいという姿が悲しい。

「そのくらいいいじゃないか」とか、
「頭が堅い担任で、子どもがかわいそうだ」などと言われそうだ。

でも、子ども達には、6年生としての責任を自覚してほしいのだ。
せっかく、それだけの素質のある子ども達なのだ。
力をつけたいと思うのは、エゴなんだろうか?

もしかしたら、過去の担任が子どもの要望を聞くタイプの人だったのかもしれない。
でも、それなら教師じゃなくてよくない?
近所のお兄さんとかが教室で教えたらいいんじゃないかと思う。

でも、教師はそれではダメなのだ。
教師の仕事は、子どもに力をつけること。
正しいことを教えることだ。

普通の日ならまだわかるが、今は歓迎集会を控えている身。
1年生のために時間を使いたいと、自分達から言い出してもいいのに。

過去の6年生なら、そう言ったろうなぁと思う。
時代は流れ、子どもは総じて幼くなった。

いや、自分が歳を取ったのかな?
それならやはり、職を辞すべきだな。
そう感じた雨の一日だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?