一年後に辞める小学校教諭(あと296日)
のどかな週末。
この2日を自由に過ごすために、平日がんばっている。
金曜日、また教務が暴走した。
4年生の女の子、うちのクラスの男の子の妹なのだが、ゲーム依存のようで不登校傾向だ。
世話をしているのがおばあちゃんで、最近はそのおばあちゃんの言うことを聞かなくなってきた。
とても暴れて困っているらしい。
うちの男の子も、依存傾向にあり、若干欠席が多い。
金曜は2日ぶりの登校だった。
兄が来ていたので、妹の担任に話を聞くか内線をする。
案の定、妹は休み。
話を聞くか確認すると、妹の担任が直接話したいとのことで、15分休みに時間を取った。
来る15分休み。
妹の担任が6年生のところにやってきた。
でも、あれ?
何か顔が険しい。
近寄ると、
「もう信じられません」
と言う。
聞いてみると、内線の後、妹は来たが車から降りなかったそうで、担任が迎えに行った。
暴れている妹に苦労しながら、降ろそうとしていたおばあちゃん。
担任に気づくと、
「力づくでいいから降ろしてください」
とお願いされたそうだ。
どうにか担任が降ろそうとすると、教務が出てきて、自分に任せろと言う。
迷っているが、その間も教室は空っぽ。
クラスの子達が気になり、担任は教室に戻ったそうだ。
4年生の教室からは下が見えるので、下をのぞいてみると車がない。
来ているのかと思っていたそうだが、なかなか来ない。
そこで職員室に内線したところ、
「手がつけられなかったから、帰ってもらった」
「給食には来るように約束した」
「私の言うことは聞くから大丈夫」
と、教務に言われたそうだ。
おばあちゃんが困ってたのに、何で帰したのか、給食だけ食べに来る意味があるのか、自分なら力づくでも降ろしたのに。
妹の担任の先生は、泣きそうな顔をしていた。
あまりにもスタンドプレイが過ぎる教務。
色んな先生が不満をもっていて、いろんなところで火種が燻っているらしい。
最後の一年、この人にかき回されたのではたまったもんではない。
やはり、どうかしないと。
ギスギスした職員室なんてご免だ。