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教員の異動の話。

今日は教員の異動について書きたいと思います。というのも、僕自身が異動対象者になったからです。今年度より新しい職場で勤務しています。あまり知られていないかもしれない教員の異動についてのお話しです。

※もちろん、自治体によって異なりますので、あくまで参考程度にお読みください。

勤務年数による異動

だいたいの異動がここに当てはまるはずです。が、僕は違ったので、それに関しては後述します。

①新任・新卒の場合

教員採用試験に合格してから、初めて勤務した場合、その先生は新任もしくは新卒の先生ということになります。この場合は6年というタイミングで異動になることが多いようです。

②2校目以降の場合

新任・新卒で異動したあとは2校目以降となりますので、この場合は10年というタイミングがひとつの区切りになります。しかし、新任・新卒時とはちがい、もっと早く異動になる人もたくさんいます。逆に言えば、10年以上同一校に勤務している方はあまり見ません。担当する学年によっては(小学校だと6年担当、中学校だと3年担当)卒業というタイミングで異動するパターンも数多く見られます。その場合は8〜9年目だと異動がチラつくような感じがします。

異動希望による異動

教員は異動希望調査に異動希望の有無を記入し、提出することができます。だいたい、同一校に3年以上勤務していると、異動希望が受理され、異動が認められるケースがあります。実は僕はこのパターンによる異動です。前勤務校は居住地と離れていたため、希望を出しました。現勤務校は居住地から近めの学校になり、通勤の負担が軽減されました。

栄転による異動

簡単に言うと出世です。実力や年齢、学閥などによって引っ張り上げられます。出世させたいけど1、2年待ってくれという意味なのでしょうか、僕のお世話になった先生で、2年で栄転された先生がいました。短いですね。異動を伴わない栄転ももちろんあります。内部昇格とでも言うのでしょうか、同一校で教頭から校長になる先生もたまにいます。

懇願による異動

見出しがこれでいいのかは疑問ではありますが、説明していきます。自治体によっては、国立の小学校や中学校が存在します。または、山間部や離島などの僻地(へきち)と呼ばれる場所もあります。ある日、校長室に呼ばれて、「附属(国立)はどうだ」と声をかけられることがあるみたいです。というか声をかけられている先生を目の前で見たことがあります。どんな人が対象者なのかを一括りにするのは難しいですが、エリートコースと呼ばれることもあり、数年間勤務したあと、次の異動で何らかのポストに就く場合があります。国立は研究が大変なイメージ、僻地はその場所の慣習が重んじられるイメージがあります。※経験者の先生から聞いたお話しなので、サンプル数は少ないですが、そんなイメージです。

終わりに

いくつか書きましたけど、大人の事情で年数関係なく異動になることなんて普通にあります。希望しても通らないことも当然のようにありますし、逆に希望していないのに異動になることもあります。教員と児童生徒との出会いは一期一会です。みなさんがどんな先生と出会ってきたかは分かりませんが、その出会いはものすごい確率なんですよ、だから大切にしましょう、ということで今日は閉じたいと思います。ありがとうございました。

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