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思考も育て、深め、習慣化【2024年読書歴を振り返る2/3】

著者の方たちはどうしてこんなことが考え付くのだろう?
どんな思考法なのかしりたい!と思い手に取った本たち。

この疑問は、私自身が
よいアイデアを提案したい!
課題がなんなのか分析する思考を手に入れたい!
という願望から発生している。

2024年に読んだ思考に関する本が、
どんな切り口で書かれた本なのか、
またどんな時に活用したいと思ったのか振り返ってみたら、私の願望を叶えるには
考えるを習慣化することが近道かもと気が付いた。

今年の読書を振り返るの最初の記事はこちら

思考本といっても、さまざまな切り口がある。

思考が育つ本
分析思考の解説本
思考ぐせがつく本

この3つを紹介。

思考が育つ本

情報を収集し、集めた知識を自分の思考に役立てたい時に読みたい本
『読む力最新スキル大全』著:佐々木俊尚

自分が欲しい知識を得るため、適切な媒体を選び、
そこから多くの情報を収集・整理している著者。
もちろん、ただ収集するだけではなく、それらの情報から必要な知識を抽出し、自分の知肉(知識を自分のものにすることを著者は知肉と表現)に変える方法を解説。

私は、この本に書かれた下記①②③のいくつかの要素を自分の生活に取り入れた。
①たくさんの本を読むテクニック
②集中力がいらないインプット・アウトプット術
③脳をクリエイティブな状態にするコツ

佐々木さんのように仕事で大量な知識が必要な方は、①のテクニックが役立つだろう。私は、③の中で書かれていた佐々木さん無意識の領域のコビトさんたち(P306の話が好きだ。

アイデアが思いつく過程とは
とにかくたくさん考える一度手放す(違うことをする)するとアイデアを思いつく
アイデアが思いつくことを“無意識の領域で働く献身的なコビトさんたち”のおかげであるといったことが書かれいた。

広告会社に勤めていた時は、常にアイデアを考える日々だった。
よく上司は、ある程度デスクで色々考えた後、ふらりとどこかに行っていた。手放しタイムだった。
まだまだ仕事で実績のない私は、ふらりと自分のデスクを離れることができず、違う仕事をすることで手放しタイムをつくっていた。

今、自宅で仕事をしている。
この手放しタイムに家事をしている。

また、②で書かれていた苦手なことは長時間の集中を諦め、短い集中を繰り返すも同様。
集中力が必要なことにある程度取り組んだら、家事や読書を挟む、そしてまた取り組む、という形で仕事や家事を進める。

アイデアを考える仕事とテレワーク。意外と相性が良いと思う。

本書で印象に残った言葉は、
成功者の本や自己啓発系の本は、「後出しじゃんけん」
きれいごとを鵜吞みにしてはいけない(P266

本と同じことをしても、同じ結果は生まない。
そもそも、人、そして環境が違う。
学ぶべきことを自分で本から選び実践する。
その結果は自分の責任として受け止める。
この言葉からそんなことを考えた。


分析思考の解説本

現状から課題を見つけ、解決策を考えたい時読みたい本
『自分のアタマで考えよう』著:ちきりん

本書では、考える とは、どういう過程を踏むことなのか、様々な考え方がを紹介。私の場合は、仕事や子育てなどで問題が発生した時、論理的に考える必要があるとき、またこの本を開きたい。

課題を見つけ解決策を考えるとき
下記①~④のポイントを押さえ、解決策を考えてみようと思う。
①結論を出すとき何かどうだったら決定するのか思考プロセスを決める
②集めた情報・知識と自分の考え(思考)を分けてまとめる
③思考するとき なぜ? だからなんなのか? を自分に問う
④分析するときは比較を活用

本書で印象に残った言葉は、
考える(思考)とはインプットをアウプット(結論)に変換すること
情報を集めることは思考ではない
本を読んでもその内容は大体は忘れてしまう。
こうやってnoteにアウトプットするから考える。
やったらいいことばかり集めても何も変わらない。
実行(アウトプット)してこそ思考は育つ。

思考ぐせがつく本

呼吸するように思考する!
彼女の行動をまねると、楽に思考する人になる
『今日から変わる わたしの24時間』著:Emi

楽しく自然に、
いや、呼吸するぐらい楽に思考しているEmiさん。
それは、日々、思考しつづけているからなのだとわかる本書。

さきに紹介した2冊(知肉を得たい時に読みたい本と現状の問題解決を図りたい時に読みたい本)が目的が決まっていることに対して
こちらの本は、思考ぐせがつく本である。

本書の下記1~4を自分の生活に取り入れている。
特にマイノートは思考力UPに効果的だと実感。

  1. 今決める(思考を諦めない、思考ストップ防止)

  2. いいことも悪いことも気になることは全部マイノートで深堀

  3. なんとなくで決めない(自分ファーストで決める)

  4. 管理するモノや量を減らし、決断しやすい環境をつくる



アイデアを生むための思考

仕事柄、昔から様々な思考に関する本を読んできた。
アイデアを生む方法は今も昔もやはり①②③の流れ。

①とにかくたくさん考える
②一度考えることを手放す 違うことをする
③ふとアイデアが思いつく

以前は、①のたくさん考えるためにテクニックの本をよく読んでいた。
いま思うと、仕事の時だけ考えるから、苦しかった。

考えるを習慣化する
考えるときは、闇雲に考えるのではなく分析や目線を加える。
そして、興味のあることは深堀して、日ごろからアウトプットして知肉に変える

いま、少し楽に仕事ができるのは、日々考えるようになったからかも。

次の記事で、デザイン思考2.0の感想をまとめます。





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