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男前より北前で1杯

先日、noteで今日のおすすめの中に、「ヒートテックの捨て時が分からない」というタイトルが表示された。

「いや~。そうだよな。」と読み始めると、なるほど。

ある人は、ヒートテックのタグに購入日を書いておいて、3年(だったかな)したら、すべて買い替えるそうだ。

私は袖がユルユルになっても、服に穴が開くまでは着るのをとうぜんと思っていたが、「よさく」さんのおっしゃるとおり、ユルユルのものを着ていると、気持ちまでユルユルになる。

私は袖がユルユルになると、輪ゴムを袖のところにつけて、仕事をしていた。

「そうか、見切って捨てるのも大事だな」と思い、一番ひどい長袖を一着捨てた。

そして、今日秋葉原ヨドバシのユニクロに一着買いに行った。

ここはABC-MARTも同じフロアにあり非常に大きく行ったり来たりできるので便利。靴も見たかったので、ちょうどいいと、立ち寄った。

ここのヨドバシは外国人が多く、ユニクロにはお土産用に浮世絵プリントのシャツが売っていた。

最近、無地の暗い色のシャツばかり買って(仕事着と普段着兼用)、飲みに行く時に全身真っ黒なので、一着買った。

これを着て東海道を歩くと無粋なので、近所に飲みに行くとき、使おうと思う。日本酒が一層旨くなるのでは。

実は嫁さんが先週後半から具合が悪く、金曜日土曜日と一人で営業した。

不調のピークは越えたと思ったら、またぶり返したらしく、来週の前半も一人で営業することになりそうだ。

夕飯を作る前に、なんか、半合ぐらい日本酒を飲みたくなった。

銀座方面に走っていたので、石川県のアンテナショップに向かうと、八重洲に移転する予定で3月まで閉店だそうだ。

こういう時ほど、皆で買って応援、売って応援、と、したかっただろうと思うと、残念だ。

私は能登には行ったことがないのだが、「奥能登の白菊」というお酒が好きだ。

アンテナショップで一本買って帰りたかったが、そういう次元ではなかった。

ところで、山形県酒田市や、富山市など北前船で栄えた街で生まれ育った人達で、仲良くなった人たちは、新進気鋭というか、尖っていて、生き方がお洒落でセンスが良く、それでいて普段は落ち着いていて、人を大事にする共通点がある。

北前船文化、というものがあるかどうか分からないが、そんなものを感じる。

そういえば、ドンペリの元醸造最高責任者が富山で日本酒造りを始めた。

日本酒の造りを教えたのは、富山の北前船寄港地で酒造りを営む「満寿泉」さんだ。こちらの、うすにごりは、フレッシュな酸味とニゴリの甘みのバランスが絶品。

とうとう、北前船は世界をめぐり始めたのか。

今回の災害で北前船の地域が結束し、新しい価値を創造しながら、文化を継承するきっかけにならないか、などと夢想した。

いつか北前船の寄港地と地酒を自転車でトレースしてみたい。

今日は何処かで、北陸の酒を買って帰ろう。


タイトルの写真は山形のお酒。
酒田市出身の新進気鋭のお兄さんが営業している西尾久「灯明」さんでは、たくさんの山形酒が飲めます。