よそものわかものばかもの
「よそ者、わか者、ばか者」って言葉、聞いたことがありますか?
ずい分前に長野県知事になった田中康夫さんが言ったのを初めて聞いて、へえ〜面白い、と思いました。
geminiというAIに聞いてみると、
逆に言うと、地元の、年寄りで、表面的な正論を言う人ばかりが集まると、町が死んじゃう、と言うことでしょうか。
うちの街は、コロナの直前に東京R不動産のプロジェクトが入って、次第に少しずつ、よそから、若者が入ってきてくれました。
「あとは、ばか者だなぁ」と思っていました。
今日、改めて思ったのですが、色んな所から来てくれた若い人達が、楽しそうに、自分たちのやりたいことを発揮してくれています。
例えば。
きれいで目の前が有名な銭湯の角地なのに、ほぼ閉めている店を開けてくれた隣の土器の店、有名銭湯の入口で淹れたてのコーヒーを販売する銭湯スタッフ、演劇の稽古場を持ちこの街でも演劇祭を開く人々、現代アートと山形の郷土料理の融合を図る人、一番最初からこの街のコミュニティセンターを守護神のように守っている人。
書き出すと、すごいなぁ。
歩いて一分位の距離に、皆んないるんですよ。
フランス人の若い人達もそう言えば、パン屋さんを始めていて、うちの通りを歩くフランス人系の人達が明らかに増えている(笑)
ところで、よそ者やわか者は、具体的に判断できますが、「ばか者」って、定義がないですよね。
ふと何だろうと考えてみました。
当たり前だとずっと思っているものを一回全部バラバラにして、また本人の感性で再構築して、新しい価値観を見せられる人じゃないかとふと思った。でたらめな人という意味の馬鹿者、ではない。
「ばか者」は、かぶき者とも言い変えられるかもしれない。
そう考えると、うちの街には、「よそもの わかもの ばかもの」全てが揃ってくれているんじゃないか。
いやー、すごい。
安心して、楽しんで、任せられます。
どんどん集まっては、たくさんの経験をして、また世界中に拡散していってほしい。
若いっていい。
それを楽しんで見ている隠居もいい。
そんな事を思った1日でした。
おやすみなさい。