見出し画像

僕と隣の誰かの青さ /青のクオリア

僕は科学者になりたかった。

理由は2つだ。

ひとつは、空がなぜ青いか知りたい。

もうひとつは、僕と隣の誰かの青さが同じであるか知りたい。



空はなぜ青いのか

1つ目の空がなぜ青いか、は大学での講義で知ることになる。

地球の大気によるレイリー散乱で太陽の可視光のうち、 450-485 nm帯の波長を持つ青色の光は散乱しやすく、それが人の目に入って青く見える、ということだ。

ここがわかりやすいかもしれない。





有名どころのアニメではないのだが、

アルドノア・ゼロのキー要素にもなっていた。

(僕としてはリアルロボット路線としてはかなりオススメの作品)


画像1

あーちょーきれー

ということであっさり解決した。


僕と隣の誰かの青さが同じであるか


さて、問題は2個目の課題である。

経験の質感とも呼ばれる「クオリア」の領域に踏み込んでしまったのだ。

哲学、認識の世界において、クオリアを科学論・存在論として如何に解釈するかは未だに解明していない問だったのである。

悩むうちに僕は脳や認識から再生医学方面へ研究分野の舵を切っていくのであるが・・・


AIによる認識 エンジニアとしてのチャレンジ

僕はやがて研究者としてのキャリアを断念する。

リーマンショック、そして東日本大震災によって心を折られてしまった。

そして、全く関係ない仕事をした。

だが、ある日機械学習のことを知り、

AIでの認識解析でクオリアの追求は出来ないかと

1人でもできることを探し始めた。


今は良い時代だ。

言葉を学び、技術や知見を学べる。

留学しなくても海外の大学の講義も受けられる。

民間の個人では限界はあるが、ITエンジニアとしてチャレンジしていくことはできるのである。


空を共に見上げる2人の目に映る青が

同じか確かめる方法がないというのは、

ロマンティックじゃないですから。

そして今日も僕はクオリア問題に挑むのであった。


(しかし答えのない問いを選ぶという質問センスは過去の自分を褒めてあげたいと思います。)





画像2

閃光のハサウェイ、サブスク解禁で海と空が綺麗すぎ


画像3

空の描写ならマクロスプラスも外せない!


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集