【活動方向】静岡市民文化会館の打ち手事例②
こんにちは、静岡市人流データ運用チームです。
記事に足を運んでいただきありがとうございます。
第12回 活動報告
静岡市にある静岡市市民文化会館が行っている打ち手について紹介させていただきます。
市民文化会館の現状について
前回の記事でも少し紹介させていただきましたが、静岡市民文化会館(以下、文化会館)の現状について説明をさせていただきます。人流データ測定では、施設の特徴上、コンサートや催事がある時のみセンサーの接続数が増加する傾向にありました。
経路分析についても、隣接している駿府城公園や交通接点である静岡駅や新静岡駅からの移動が多く見られました。
特に、夜公演で行われるコンサートではあまり移動が活発に行われていない傾向にあり、交通機関との移動のみが目立っています。
一方で、宝塚歌劇団が公演を行った際は市内有名観光地との移動も見られました。このことより、宝塚歌劇団が県外から多くの人を静岡市内に呼び込むことができる集客力の高いコンテンツであることが伺えます。
市民文化会館の課題
多くのアーティスト、劇団を誘致している文化会館ですが課題として駅からの移動距離を挙げています。主要交通機関である「JR静岡駅」から文化会館まで徒歩で約20分程度かかります。バスという移動手段もありますが、多くの方が徒歩で移動する方を選ぶとのことです。
静岡駅からの利便性向上については、運営チームとしても課題解決策があったので文化会館の担当者へと提案をさせていただき一緒に打ち手を実施することになりました!
打ち手の実施
前回の記事でも少し紹介させていただきましたが、劇団四季の「キャッツ」公演に合わせて打ち手を実施しました。静岡駅からの利便性向上のため、運営チームが所属している企業が運営しているシェアサイクル「パルクル」の期間限定ステーションを文化会館の敷地内に設置させていただきました。期間は、キャッツの公演期間中である7月中旬~9月末までの設置を予定しています。その後、人流データとシェアサイクルの利用実績を活用して来訪者の属性や移動分析を行っていきます。
その他、シェアサイクル利用促進のため、SNSで「CATsをPULCLEで観に行こう!」と告知投稿もさせていただきました。
担当者コメント
今回、打ち手を実施するにあたり積極的にご協力をいただいた静岡市民文化会館の担当者星野様に打ち手を実施するにあたりコメントをいただきました。
星野さん:ステーションが設置された後うれしくてすぐにパルクルを利用しました(笑)、きっと期間限定ステーションの利用者第一号は自分だと思います。コロナ前は、県内や県外からも公演のために文化会館へ足を運ぶ人が多くいたので目標はその活気を取り戻すことです。文化の中心地として人を呼び込むのが役目だと感じているので、人流データ計測でどのような結果がでるのか楽しみにしています。
最後に
7月から実施していた打ち手も、もうすぐ終わりが近付いてきました。打ち手が終わった後はしばらく大きな公演はないとの事なので、この公演期間中の人流データ分析を運営チームとしてもしっかりと行いたいと思います。
ライター
株式会社TOKAIケーブルネットワーク
企画部