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10 お腹を動かす
前回は発音法の準備として「喉を開ける」ということを学びましたが、今回はもう一度基本に戻ってお腹の動きの訓練をします。この練習は06~08でご紹介した「呼吸法」の導入部分を楽器を使って練習するもので、簡単に楽しくできますのでぜひやってみてください。
お腹を自由に動かせるようにする訓練
「呼吸法」には、04「一の呼吸」を使う発音の練習、05管楽器の音が変わる「二の呼吸」の練習で学んだように、大きく2つのテクニックがありましたね。以下では「一の呼吸」を応用して、お腹を自由に動かせるようにする訓練をご紹介します。
ポイントは、下腹を真っ直ぐ水平方向に凹ませることにあります。くれぐれも、上方向にえぐるように凹ませたりしないでください。
① ロングトーンの練習
まず、お腹を1回打つ(凹ませる)ごとに1つの音を出してください。いわゆるロングトーンです。二分音符で練習します(譜例1)。お腹の動きに意識を集中して音を出しましょう。
ゆっくり一音ずつ吹いてください。息を吐き切ったらお腹を元に戻し、息を入れて次の音を出します。
音の立ち上がりや音色の美しさ、持続する音の安定性に留意して、丁寧に繰り返し練習してください。
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各楽器の調性で練習してください。B管はinBでEs管はinEsで。ホルンはinBで読んでください。バス記号はinCで読んでください。
② 四分音符でお腹を打つ練習
次に四分音符で、同じくお腹を1回打つごとに1つの音を出す練習をします(譜例2)。
ブレス(息つぎ)は、どの音符の間でもできることを確認してください。実は、将来学ぶことになるブレスのハイ・テクニック(高度な技術)の準備も、ここで行われていることが後で分かるでしょう。
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一音ずつお腹を打ってください。どの音符の間でもブレスができることも確認しましょう。
③ お腹を戻す時にも発音する練習
最後は、お腹を戻す時(「凸」の時)にも音を出す練習です(譜例3)。これが結構難しい人も多いですが、気長に練習してください。
タンギングができる人はしてください。ワンブレス(ひと息)で練習します。これはあくまでもお腹を自由に動かす訓練なので、細かい事にこだわらず、お腹の動きに意識を集中して練習してください。特に、お腹が膨らむ時(「凸」の時)も息が吹き上がることを実感するのが大切です。
慣れてきたら、お腹の動く方向で息の出方が影響されるという感覚がだんだん消えていきます。音が出る時にお腹がぺこぺこ動いているだけ、という感覚になってきたらしめたものです。
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お腹を戻す時(「凸」の時)にも発音してください。はじめは難しくても、根気よく練習すれば必ずできるようになります。
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