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3年生

いつの間にか大学に入学してから3年が経っていたらしく、僕はこの春から3年生になった。
キャンパスが人で溢れかえっている。1年生は友達作りに勤しんでいる。
そんな1年生たちを横目に「混ぜてほしいな…」なんて思いながら、友達がいない僕は授業の教室へ向かう。

大学生活の半分が終わったという事実を、僕はまだ受け止めれていない。
だって、何もしてないんだもん。
友達もいまだにいない。大学の人とご飯にすら行ったことがない。
自分が何を研究したいのかも決まっていないし、専門すらわからない。
こんなのが3年生になってしまった。
どう考えても早すぎる。
時の流れが早すぎるんだか、僕が遅すぎるのだかわからないが。

そして3年になったことで、周りからは少しずつ「就活」「就職」「資格」「ガクチカ」「インターン」「なんてワードが聞こえるようになった。
早すぎる。こんなのがあと2年で社会に出れるわけない。
いやそもそも出たくない。就活なんかしたくない!!
って気持ちが今はあまりにも大きくて、そういうワードは全部無視してる。
どうにか就活をしなくてすむ生き方を探したい。

もう少しモラトリアムを楽しむことは許されないのだろうか。
もう少し自由を満喫することは許されないのだろうか。
もう少し自分自身と向き合うこと、自分自信を理解することに苦しむことは許されないのだろうか。

とりあえず春学期頑張ってみようと思う。




そういえばこの間、大学の就活センターから「自己理解講座のお知らせ」が届いてたな。それを受けたら自分を理解できるのかな。






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