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小学校「1クラス7人以下」の割合推移(1993→2023年)

今回は小学校のクラス規模に関する統計です。各都道府県にある公立校の総クラス数のうち、収容人数が「7人以下」である学級の割合を集計しました。

今回は大学に関する統計ではないので、単純に30年間の推移を比較しています。いずれも学校基本調査より筆者作成。

総じて小規模学級の割合が増える中、首都圏に限っては増加幅が非常に緩やかで、人口が少なかったり離島・僻地が多い都道府県では急増していることがわかります。全体に占める割合だけでなく、数ベースでも増えています。

図を作るにあたって概観した生データも踏まえて後者のような都道府県の状況を推測するに、県庁所在地など比較的人口の多い地域では少子化の進展に応じてクラスの縮小整理を進められる一方、離島など元々子供の数が少ない地域では、学級数の縮小イコール廃校・統合というケースも少なくないでしょう。このため、クラス削減に伴う時間的・人的コストが大きく、都市部のように簡単には数を減らせないといった事情があるのでしょうか。


(了)

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