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月の恋人

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30歳を迎え、錯乱した「ぼく」がたどる不思議な物語。この小説は、地球で始まり、月を経由して、地球で終わる。とてもシンプルだ。ただ、喋り出すはずのないものが喋り出し、老人が過去を懐…
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#日記

3章 大学生

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい…