シフト制のタクシードライバー【土日祝休み】は可能なのか?
みなさんこんにちは。
タクシーチャンネルのげん太です。
本日はタクシーでの土日休み、祝日は休めるのか?というタイトルで記事を書いていきます。タクシー業界は20代から6年目となりました。その中でシフトや休みについては6年分の知識と経験があります。会社によっても異なるので社外で知り合いのタクシードライバーともよく情報交換をしています。
これからの方の参考になれば嬉しいです。
毎週土日休みは難しいが、やっている人は意外といる
東京のタクシードライバーで毎週の土日休みは難しいです。なぜならタクシーは公共交通機関として365日24時間稼働するため、土日であっても誰かが出ないといけないからです。また深夜勤務もあります。自分だけがやりたくない、休みたいと思っていても、他の誰かがやることになります。あまりのわがままは同僚や会社からも嫌われてしまいます。(そもそも採用されなかったりします)なのでタクシードライバーはシフト制の勤務で土日も出勤しなければなりません。
ですが、私の知り合いでは土日休みにしている人も結構います。例えば土曜日に地域でサッカーを教えていたり、野球を教えている人も多いです。そういった方はどうするかというと隔日勤務の月水金のシフトで乗っています。隔日勤務は勤務日の次の日は明け休、なのでちょうど土曜日が明け休、日曜日が公休となります。月水金の固定シフトが毎週できるかは会社によりますが、土日休みを確実に欲しいとなると明け休を活用している人は多いです。
「祝日」は日曜日モード。減車があるため出勤も少ない
東京のタクシーの仕事において祝日は、日曜日と同じような人の動きになることが多いです。人の動きが少ないため普段平日の6~7割くらいまでタクシーは減車稼働しています。出庫するタクシーの数が少ないので、出勤する人の人数も少ないです。私は日曜日や祝日に仕事をすることが好きです。それはお客さまも少ないですが、競合が少ないのでしっかり営業スキルを活用すると大きな売り上げが期待できるからです。また祝日や日曜日の深夜終電後は、お客さまを乗せることが非常に難しいですが、経験やスキルでなんとか乗せることができるとそこで大きな売り上げ差がつきます。
こういった特徴があるため祝日や日曜日は休みたい乗務員の方が多いと思います。実際、日曜日、祝日は必ず休んでいる人もいますし、祝日や日曜日が苦手、売り上げが低いという人も多いです。この仕事は個人成果による歩合給なので、苦手な日に無理をして出勤しても、かけた労働時間に対して給料は少ない場合は休日にしてしまう方が合理的です。家族がいる場合、家族と休みを合わせられる祝日、日曜日休み、良い選択ではないでしょうか。
土日祝も働く東京のタクシードライバー。せめて長期休暇を取れる職場に
土日祝も働かなければならない東京のタクシードライバー。正月やお盆もタクシーは必要なので出勤しています。大型連休完全無視のシフト制で働く私たちタクシードライバーですが、長期休暇を取りやすい職場がもっと増えてくれるといいなと思っています。
タクシードライバーの仕事は、ずっと続けていると疲労が身体と心に蓄積してきます。1週間休みをとって車に乗らないだけでも疲労は大きく軽減されます。また世間で言う大型連休(GW、正月等)はタクシードライバーにはないため、その代わりとして1週間以上の長期休暇を半年に1度以上は取得できる職場の方がいいです。採用面接や説明会では「連休取りやすいですよ」と言われますが実際現場ではほとんどの人が連休なく働いています。休むと給料が大きく減少するから、そして営業所の方針として乗務員を休ませるとだらしなくなるし、ろくなことはしない。とにかく働かせろというところが多いからです。
もしみなさんが2年以上、タクシードライバーとして長く働きたいのであれば長期休暇を取れる営業所に入った方が絶対に良いと思います。
シフト制のタクシーで土日休みは無理
ここまでの記事を読んで、結局会社によるじゃん。と思った人はその通りで、会社(営業所)と個人の発言力によるところが多いです。(旧時代的ですが)主張する人、売り上げが高い人、事故違反クレームがない人はより自由に仕事ができるし、力のない人は会社の言いなりに働いた方が自分の仕事を守っていけると思います。未経験でこれから東京のタクシー業界に就職する新人ドライバーさんは、まだ力がないと思うので「タクシーで土日休みは無理」とだけお伝えしておきます。会社選びも土日休みを重視してしまうと、稼ぎだとか他の重要項目を落としてしまったり、上手くいかないことが多いです。まずは稼いで仕事に慣れる…その後、土日休みや祝日を休みにしていきましょう。人によっては入社後半年〜1年で営業所から信頼を得られるとタクシードライバーに成長すると思っています。
本日はタクシードライバーのシフト制での土日休みについてでした。
大切なことは、土日休みは難しいけれど、長期休暇は取れる会社に入った方が長く働き続けることはできます。それと採用面接で休みの話ばかりすると労働意欲不足で落とされます。考えるとわかることだと思いますが、本音と建前を使い分けていきましょう。ドライバー不足ではありますが東京のタクシーはそれなりに人選されています。
東京のタクシーという仕事が、みなさんの生活を豊かにすることを願っています。私はタクシーの仕事から多くのプライベートの時間と安定した給料(月収50万円以上をずっと)をいただいてきました。このnoteを読んだ方で私と同じように「タクシーをやってよかった」と思う方が増えてくれると嬉しいです。年収〇〇万円以上、実績ありとかそういう誇大広告に飛び付いて失敗しないようにしてくださいね。何事もコツコツやらないと上手くいかないです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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また次の記事でお会いしましょう。