副交感神経のスイッチをオンにする🍀「よく眠れる食品」はコレ!【後編】
後編は、「自律神経の中でも副交感神経に作用してリラックス効果を高めて、不眠効果を解消する」についてまとめてみました。
(前編は「自律神経に作用して体温を上げて脂肪を燃焼する」についてまとめています。)
🔲 ホッとする香りや味は、脳に安らぎを与え、集中力を高める
香りは神経を介して食欲、睡眠欲など本能に関わる大脳辺縁系に作用し、食べたものの印象を左右するなど、食事においては重要な要素の一つといえます。
リラックスする食べ物の代表は、ハーブティーといえそうですが、ハーブの香りがすべてリラックス効果を与えるわけではないけれど、カモミールやジャスミン、ラベンダーの香りは、鼻腔上部の粘膜にある嗅細胞が香り成分をキャッチし、電気信号として受け取った脳が「リラックスできる香り」と判断し、副交感神経のはたらきを高めてくれます。だから、リラックス効果をもたらしてくれるのです。
食べることによりリラックス効果をもたらすのは、GABA(γアミノ酪酸)やお茶に含まれるうまみ成分のテアニンなどが有名。GABAは、トマトや発酵食品などに多く含まれるアミノ酸の一種で、GABA受容体に作用することで、副交感神経活動が活発になるという研究があります。
GABAやテアニンには、リラックス効果とともに、集中力を高めるという効果もあります。一見相反するようにみえますが、集中力というのはリラックスした状態で最も発揮されるもの。(極度に緊張した状態では本来の力が発揮できないですよね)
また、血液中にGABAが増えると成長ホルモンの分泌が促進されます。成長ホルモンは脳に入り、タンパク質の合成を促進するため、GABA摂取で脳の機能が良くなることも期待できるとか。
🔲 リラックスできる6大食品
🔵1.カモミール
欧米で古くから鎮静作用があると飲用され、副交感神経の活動を高める働きがあります。北海道大学の研究においても、男性でも「眠気の増加・睡眠の継続・寝つきの改善」の効果を、女性でも「睡眠の継続」が確認されています。温める方がリラックス効果が増大します。
🔵2.ジャスミン茶
ジャスミン茶の香りを嗅ぐと、20分後くらいから心拍数が低下し、副交感神経の活動が高まるという結果が出ています。
🔵3.ココア
ココアやチョコレートには、疲労回復効果やリラックス効果があります。これはカカオマスに含まれるGABAによるもの。GABAの摂取は副交感神経の働きを高めるという研究結果がでています。また、ココアにはショウガと同じく、副交感神経の働きが高まることによる血管拡張効果で、冷え改善もできます。
🔵4.杜仲茶
杜仲は、中国南部からベトナムにかけて自生する植物で、樹皮が生薬になったり、葉をお茶にして飲用されてきました。杜仲に含まれる特有の化合物、ゲニポシド酸には、副交感神経を刺激するはたらきがあり、血圧を低下させたり、リラックス効果をもたらします。ノンカフェインなので就寝前にもgoodです。
🔵5.トマト
GABAの含有量ナンバーワンはなんといってもトマト。100gあたり57.6mgが含まれていて、中サイズのトマト1/4個程度でストレス軽減が、1/2個で睡眠改善効果が期待できる量のGABAが摂取できます。
🔵6.発酵食品
発酵食品には、植物性乳酸菌やGABAが多く含まれていることが研究結果でもわかっています。副交感神経を高めたり、ストレスを低下させ、リラックス効果をもたらすことが確認されています。また、腸内環境の悪化は、自律神経の乱れとホルモンバランスの崩れにもつながっています。
🔵自律神経を刺激するハーブ
腸活を意識した食材選びは、自律神経のスイッチもきちんときりかえてくれるので、カラダとココロの安定を促してくれます。美腸習慣をgetしてくださいね。
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