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乳と小麦から遠く離れて

自分の生活の中から乳製品と小麦が消えて3か月くらいたっただろうか。
ある日胃が痛くてどうしようもなくなり、会社を早退して行った病院でたまたまアレルギー検査をしたら乳製品に強い反応が出た。
小麦については数値はちょっと高いくらいだが、これも念のため控えるように、とのことだった。以来、できる限り乳・小麦を省く生活をしている。

まさか40歳過ぎてアレルギーが新たに見つかるとは思ってもみなかった。基本的にお腹が弱いので牛乳を飲む習慣などなかったのだがなぜ?と診断された時は思ったが、世の中に乳が含まれているのは牛乳だけではない。そんなことにアレルギーになるまで無頓着であった。小麦にいったっては、もともとお腹が弱いこともあり、胃腸不良には小麦が原因であることが多いということを知り、グルテンフリーをやってみようと試していた。くしくもアレルギー発症とタイミングが重なったのだった。

健康のために飲んでいたヤクルト、ストレス発散そしてご褒美のケーキ、スタバのフラペチーノ。アイスクリームにチーズにヨーグルト、大好きなパスタにパン。やれやれ…と手を伸ばしたどら焼きにすら「乳」「小麦」はいた。
思えば常に膨満感があった。ラテを飲めば悪心があり、家に帰ると足のスネが必ずかゆくなりかきむしる。外食をすれば9割方1時間後に腹痛・下痢となっていたので電車に乗るのも気が気ではなかった(友人を電車内に置き去りにして駅のトイレに走ったこともある)(…漏らしたこともある)。
胃腸科に行っても原因はわからず、体質だとあきらめていた。しかし乳製品をやめて以来、これらのことがなくなってしまったのだ。というか、頻度が極端に減った。肌も長年悩んでいる酒さ(しゅさ)の症状も幾分か軽くなった。食べ物を好きに食べることは少し難しいが、体調は明らかに良くなっている。

何より助けられたのは、インターネットの情報だ。乳製品や小麦にアレルギーのある方の生活や食べ物、レシピなどが豊富に情報としてあり、おかげでアーモンドミルクの存在を知ったり、デイリーフリー(乳製品不使用)、グルテンフリーのお菓子が通販できるお店など、楽しく食物制限ができるような気持ちになることができた。料理家の山口祐加さんという方も知ることができ、以下の記事は大変助けられた。

私のアレルギー発症はとても軽いほうで、たまに外食などで「乳」や「小麦」が入っていても倒れたり呼吸困難になることはない。普段から摂取量を減らしておくことは必要だが、大人なので自分で食べる食べないの判断はできる。しかし小さいお子さんの即時アレルギーは話が全く別で、生命に関わる、ということを今回のアレルギー発症で知ることができた。ご家族の方の心労は計り知れない。そう考えると、アレルギー品目の表示はもっと大きくて良いし、表示されていない食品も多分にあると思うとそれは徹底すべきだと思う。レストランによってはメニューに表示してくれるところもあるが、まだまだそういったところは少ないというのが体感だ。

海外旅行客が増えている今、グルテンフリーやデイリーフリーのお店の需要はますます高まる気がしている。しかし原材料とて安価ではない。それこそ比較的手に入りやすい牛乳や小麦に比べると原価率が割に合わないという。それに調理方法も簡単ではなく、小麦のもっちり感や牛乳のクリーミーさや風味を出すのは至難の業だと聞いた。わたしがアーモンドミルクでケーキを作って吐しゃ物のようになったのもうなずける。素人が扱えるブツではなかったのだ。

ということで、ぽつぽつこちらのnoteでもよきお店を見つけたらシェアしたい。アレルギーがなくても、ぜひ試してみてほしいお店を。

最近行って感動した、乳・小麦・白砂糖フリーのヴィーガンジェラートショップ。清澄白河と木場公園、そして山口県の新下関に店舗があるとのこと。通販もできる!↓


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