美しく力強い歌「Our Bright Future」 Tracy Chapman
久しぶりに、Tracy Chapman のアルバム「Our Bright Future」(2008年)を聴いた。とてもいい。
僕が若かりし頃にデビューした歌手で、本当に心を打たれた数少ない歌い手の1人です。
その真っ直ぐな力強い歌声で、デビューアルバム 「Tracy Chapman」(1988年)
ではのっけから、"Talkin' 'bout a Revolution" とくる。
今聴いてもどきっとする。こんな強烈な歌ばかりを冷戦終結直前の1988年のアメリカでよく出せたものだなと思います。しかもヒットした。
そして、この人は息がつまる程にマジだ。アメリカの語りべとしてのフォークの伝統を引き継いでいるようにも思います。
僕の知る限り、Tracy Chapman の作品で、つまらないものは1つもない。
2008年のこのアルバムを聴くと、歌手として研鑽を続けてきた事がよく分かります。
デビューの頃よりは、柔らかく、リラックスしているように感じる。実に美しい。しかし、芯の強さは変わらないように思う。なんとも稀有な歌手です。
(この記事は以前 Instagram (philosophysflattail)に上げたものを手直ししたものです。)
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